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明るさの神秘 の商品レビュー

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2010/02/17

もっとも印象に残った「純粋の眼」が秀逸。 言葉と見ることと世界のひとつのあり方をリルケの言葉をもとに 記している。「僕は見ることを学んでいる」 世界を言葉によって文節せずにじっくりと見ること。 そこから新たな世界が開かれる。 言葉と世界の見方は賢治の世界にも学ぶことは多い、 宮...

もっとも印象に残った「純粋の眼」が秀逸。 言葉と見ることと世界のひとつのあり方をリルケの言葉をもとに 記している。「僕は見ることを学んでいる」 世界を言葉によって文節せずにじっくりと見ること。 そこから新たな世界が開かれる。 言葉と世界の見方は賢治の世界にも学ぶことは多い、 宮澤賢治の比類なさ、彼の詩、童話によって救われた胸の内をつづっている。 ヘルマンヘッセのこともお気に入りで、ヘッセのもとへ訪れた体験も読むことができる。ヘッセ宅で、ヨーロッパでは全く知られていない賢治のことを紹介している。 ヘッセも雲が好きで自著の中で雲を表現することが多いけれど、賢治も雲を100とおりに表現するんですよなんて会話をしたそうだ。 毎朝会社の大きな窓のブラインドを上げ、いくつもの変化に富む雲を顔を横に傾けてみている自分のことも思い出した。空、雲をみていると落ち着くわけですね。 引用です。 「岩や星、草や風や川のひそかな声を聴きとることを教えてくれました」 宇佐見さんのことは、堀江敏幸さんのエッセイで初めて名前を知り、 初めて著書をとりました。感受性が優しい人だなと思いました。 この本は岩手のあるりんご園が刊行した著書だと巻末にかかれてあります。りんごと書物とは絵になる組み合わせですね。

Posted byブクログ