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おてがみです の商品レビュー

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2023/09/26

「はやくはいたつすることなんてなかったんだ。わたしは ゆっくりと ゆうびんをくばってあるいた。わたしは みんなの やくにたっていることを ほこりにおもっていた。」 行く先々で、郵便やさんはあたたかく迎えられる。郵便やsんを、みんなが大事にしてくれるのだ。彼も配達先の家の一人ひと...

「はやくはいたつすることなんてなかったんだ。わたしは ゆっくりと ゆうびんをくばってあるいた。わたしは みんなの やくにたっていることを ほこりにおもっていた。」 行く先々で、郵便やさんはあたたかく迎えられる。郵便やsんを、みんなが大事にしてくれるのだ。彼も配達先の家の一人ひとりの境遇や事情に対して、思い入れが深い。 手書きの手紙によって確かなものになっていく家族の心の絆、コミュニティの人々の心のつながりを支える役割を果たしていた郵便やさんの存在意義ーそうしたものを現代はあまりにも安易に切り捨ててしまったのではないかという根源的な問いかけがこの絵本にはこめられているように、私には思えるのだ (『雨の降る日は考える日にしよう』柳田国男 より)

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2021/07/29

手紙やはがきが届くのを楽しみに待つ人たち、キャンディをを待ちかまえるチビッコたちから〝ちいさな郵便屋さん〟として親しまれた「あるゆうびんやさんのお話」。 雨の日も風の吹く日も欠かさず配達する毎日、木の下に立たずんで待つ娘さんに手紙のないことを告げると、涙ぐんで寂しげに帰っていく後...

手紙やはがきが届くのを楽しみに待つ人たち、キャンディをを待ちかまえるチビッコたちから〝ちいさな郵便屋さん〟として親しまれた「あるゆうびんやさんのお話」。 雨の日も風の吹く日も欠かさず配達する毎日、木の下に立たずんで待つ娘さんに手紙のないことを告げると、涙ぐんで寂しげに帰っていく後ろ姿を見る心苦しさ、毎日道端で届かぬ便りを待っている女の人に、1枚のはがきを書いて送ったことなど、郵便配達をとおして人との心のふれあい、悲喜こもごもの人生の哀歓の絵模様が、時代を越えてほのぼのと伝わってくる水彩画絵本です。

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2017/10/11

[墨田区図書館] 表紙絵の温かさに惹かれて借りてきた。絵本にしてはやや字も小さく長めにも感じたけれど、読まないかもなーの予想に反して、息子は割とするりと自分から手に取り、読んだ。もちろん字は飛ばし読みかもしれないけれど、やっぱり案外うちの子は、かわいらしい絵本、そしてこういうふ...

[墨田区図書館] 表紙絵の温かさに惹かれて借りてきた。絵本にしてはやや字も小さく長めにも感じたけれど、読まないかもなーの予想に反して、息子は割とするりと自分から手に取り、読んだ。もちろん字は飛ばし読みかもしれないけれど、やっぱり案外うちの子は、かわいらしい絵本、そしてこういうふんわか絵本も好き。なんだろうなぁ? ちょっとほほえましい郵便屋さんの日常を描いた絵本。何がおこる、というわけでもないんだけれど、ほっこりやさしい気持ちに浸れる。 調べてみると、この著者の絵本、私は特に読んだことはないみたい。ただ一冊、「アンジュール―ある犬の物語」が、「幸せの絵本2の100冊」に選ばれていて、"読みたい本"登録されていた。思い出したらこの人の本をたまに借りてきて読んでみよう。

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