おひさまをほしがったハヌマン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラマチャンドランの絵が美しいです。 雲や風の表現も、わかりやすい表情のない登場人物(神ですが)の表現も、デザイン的な絵であるところが、神話的な雰囲気を高めています。色合いも鮮やかで、目を惹かれます。 ハヌマンが急にらんぼうもの扱いされるのが腑に落ちないまま、いかづちに打たれて空から地面に落っことされてしまい、ちじょうのにんげんがみんな死に絶えてしまったあたりで(大変なことになりすぎでは?!)となりますが、そのあとみんな生き返ります。 サヌマンが地面に落とされたシーンは、動かなくなった、としか書いていないので、後から「かなしむことはない、サヌマンは死んでいない」というストーリー展開に納得できるのですが、風の神が戻ってきて地上の生き物がみんな息を吹き返すというのは、ええ?!さっき死んだって言ったのなんだったのさ、と私が子どもなら思ってしまいそうです。でも神話なので…神様のすることだから仕方ない。 熱帯気候で木々や生き物の新陳代謝が盛んなところ(死んだらすぐ土に帰ってそのそばからたくさん命が生まれてくるところ)の死生観を反映しているのかな…と思いながら読みました。 ハヌマンが地に落ちるシーンだけ縦開きになりますので、読み聞かせの際はそこに注意です。
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インドの神様。インドの大昔の物語より。3歳、5歳には難しいかなーと思いましたが、意外にも最後まで、見てました。絵も異国な感じ
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A. ラマチャンドラン (著, イラスト), A. Ramachandran (原著), 松居 直 (翻訳) 風の神ワーユの息子ハヌマンは太陽めがけて飛ぶが,千の目を持つインドラに落とされる.世界が死んでしまうので,インドラはワーユに謝罪する.
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絵がきれい。インドには風のかみさまってほんとにいるのかな。日本はどうかな。ハヌマンが空からおちちゃうところがすごい。空とか地とか、なんかふしぎなお話だった。(小2)
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インドの昔話。風の神の子ども、ハヌマンはらんぼうに太陽に近づいたため、殺される。ハヌマンがいなくなって悲しんだ風の神は姿を消し、空気がなくなってしまう。赤、青、黄などの原色とエキゾチックな絵が独特。
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「ラーマーヤナ」と聞くと、 高校の世界史を思い出します。 かぜのかみのこ「ハヌマン」は たいようのすばらしさに心惹かれ 手に入れたいとたいように近づくのですが・・・ インドでは 「ラーマーヤナ」への導入に 子どもたちが読んでいるのでしょうか。 異文化を感じさ...
「ラーマーヤナ」と聞くと、 高校の世界史を思い出します。 かぜのかみのこ「ハヌマン」は たいようのすばらしさに心惹かれ 手に入れたいとたいように近づくのですが・・・ インドでは 「ラーマーヤナ」への導入に 子どもたちが読んでいるのでしょうか。 異文化を感じさせる、独特の絵は興味深いです。
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アー坊(5歳)が世界地図に興味を持ち始めたので、この「こどものとも世界昔ばなしのたび」シリーズ(全30冊)は全部読みたいと思っています。
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私が子供の頃 大好きだったお話。 なぜかインパクトがあるのと、 結局ハヌマンは悪い子ではなかったという安心感が ホッとします。
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現代インド芸術のラマチャンドランさんの色が 強烈で一撃くらいますが 次第にあなたととって 心地よい衝撃の虜になるでしょう マンダラなどの宗教画には キチンと色に意味があり 組み合わせもセオリーどおりでないといけないのだけど そういう決め事ができる完成度に感心はするけど おいらに...
現代インド芸術のラマチャンドランさんの色が 強烈で一撃くらいますが 次第にあなたととって 心地よい衝撃の虜になるでしょう マンダラなどの宗教画には キチンと色に意味があり 組み合わせもセオリーどおりでないといけないのだけど そういう決め事ができる完成度に感心はするけど おいらにはしっくりこない色合わせだったりして 時々しょんぼりすることがあるけど このラマチャンドランさんの色合わせは好きだ。 絵柄はすべて複雑な模様のようで このお話のすべてのムード盛り上げる。 ハヌマンの表情がなんとも愛くるしく好きです。 お話の題材のラーマヤーナも インドの宗教に深く関わってくるけれど、たのしいお話の宝庫だ。 ラーマヤーナの小さなお話や教訓を絵本にしたら 宗教として敬遠してる人にも意外にたのしい読み物なので きっとみんな食い付いてくるだろうに。とにかく着眼点がすばらしい。
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