ヒマラヤを駆け抜けた男 の商品レビュー
有名な冒険かである著…
有名な冒険かである著者の、男らしい生き様が感じ取れます。
文庫OFF
佐瀬稔のノンフィクション作品『ヒマラヤを駆け抜けた男 山田昇の青春譜』を読みました。 -----story------------- 八千メート峰に12回登頂の快記録をうち立てた登山家山田昇。 とくに一九八五年には、世界最高峰のエベレスト、第二位のK2、そして厳冬のマナスルに連...
佐瀬稔のノンフィクション作品『ヒマラヤを駆け抜けた男 山田昇の青春譜』を読みました。 -----story------------- 八千メート峰に12回登頂の快記録をうち立てた登山家山田昇。 とくに一九八五年には、世界最高峰のエベレスト、第二位のK2、そして厳冬のマナスルに連続登頂し、登山界を驚かせた。 八九年冬、八千メートル峰14座完登を目前にして極北のマッキンリーに散るまでの稀有のアルピニストの生涯と、壮烈な高所登山の実態を克明に描く。 〈解説〉近藤信行 ----------------------- 1989年(平成元年)4月号から1990年(平成2年)6月号に登山専門誌『岳人』に連載された作品を中心に加筆して1997年(平成9年)に刊行された作品……8000メート峰に12回登頂の快記録をうち立て、1989年(平成元年)に冬のマッキンリーで遭難死した登山家・山田昇の39年の生涯を描いたノンフィクション作品です。 ■プロローグ ■第1章 登攀者 ■第2章 山麓の少年たち ■第3章 アルパイン・ダンディズム ■第4章 極道たちの家 ■第5章 心やさしき戦士 ■第6章 破局 ■第7章 火花 ■エピローグ ■あとがき ■山田昇・主な海外登山歴 ■解説 近藤信行 1985年は山田昇にとって“8000m峰ハットトリック”を果たした記念すべき年になった……世界の最高峰エベレスト、第2位のK2、そして厳冬のマナスルに連続登頂したのだ、、、 3年後の5月5日には世界初のエベレスト交差縦走に成功……余勢をかって五大陸最高峰を135日間で登り尽くした。 そして8000m峰14座完登を目前にして極北のマッキンリーに散った……8000m峰に12回登頂の快記録を打ち立てた足跡と壮烈な高所登山の実態を克明に描く。 山田昇という登山家のことは本書で初めて知りました……優れた登山センスと超人的な高所での強さというのが強みの登山家だったようですが、、、 それよりも印象に残ったのは、無類の人間好きで優しい人柄で、多くの人に愛された……という人間味溢れる部分でしたね。 山田昇の、 「僕は山が好きだから登る。 山に行くのが嬉しいから登る。 それだけのことで、初登頂とかと言って自慢する気は全くない。 しかし、これ程素晴らしい山を知らずにいる人達に、一寸のあいだ山を眺める気になってもらえるかも知れない」 という言葉が、彼の思いを的確に表していると感じましたね。 山が好き、山が楽しいからそこに行く……それが、忘れてはいけない山登りの原点だと思いますね。
Posted by
8000m峰9座登頂の山田昇氏を、いかにも佐瀬さんらしい切り口で綴ったノンフィクション。 この人、ヒマラヤだけやっていればきっと14サミッターになっていたと思う。 マッキンリーに散ったのが残念。
Posted by
ヒマラヤビックジャイアンツ8,000メートル峰14座のうち9座を登りながらも極北のマッキンリーに散った最強の山男。 タフでやさしい山田 昇さん、アンナプルナで友を失くし14座完登を決意する。 まっしぐらに走りぬけた短い生涯の物語。 今まで知ったアルピニストの中で一番憧れる。 個人...
ヒマラヤビックジャイアンツ8,000メートル峰14座のうち9座を登りながらも極北のマッキンリーに散った最強の山男。 タフでやさしい山田 昇さん、アンナプルナで友を失くし14座完登を決意する。 まっしぐらに走りぬけた短い生涯の物語。 今まで知ったアルピニストの中で一番憧れる。 個人的には佐瀬 稔の最高傑作!
Posted by
日本人で一番、8,000m14座全山登頂に近かった男、山田昇の半生を書いた一冊。 名前は知っていても、生い立ちやこれまでのクライミング歴などは良く知らなかった。 すっきりとした性格で誰にも愛された山田昇。 冬のマッキンリーで返らぬ人になってしまった。 植村直己も同じ山で消息を絶...
日本人で一番、8,000m14座全山登頂に近かった男、山田昇の半生を書いた一冊。 名前は知っていても、生い立ちやこれまでのクライミング歴などは良く知らなかった。 すっきりとした性格で誰にも愛された山田昇。 冬のマッキンリーで返らぬ人になってしまった。 植村直己も同じ山で消息を絶っているが、二人は邂逅できたのだろうか。 クライマーにお薦めの一冊です。
Posted by
驚異的な体力を持ち、山と人に愛された山田昇さんのノンフィクション。登攀の歴史のような人名記述が多くて、その辺りは読み飛ばしてしまいました。本人はすごいいい人なのに、周りの人が事故などで、どんどん死んでいくのがなんともつらい。8000m峰完登して欲しかった。
Posted by
8000m峰に固執した男が散ったのもマッキンリーでした。魅力的な人が山に散る。それだけ山は魅力があるということか。
Posted by
- 1