若い読者のための短編小説案内 の商品レビュー
村上春樹氏が、日本文学を文学的に分析・解析・解釈するのは、とても珍しいこと。 大学の講堂で日本文学の授業を受けている生徒のような気持ちになった。
Posted by
第25回:江國香織『流しのしたの骨』…だけじゃなくなりました。より。 http://ameblo.jp/pippu-t-takenoki/entry-10003285808.html
Posted by
おそらく読まないままに終わってしまうと思っていた作品だったが、ちゃんと読んだ。きちんと読んだ。 紹介されたテキストへの興味とともに、僕自身の根っこがこの辺にあるということと、村上春樹という作家の小説に対する姿勢の秘話を学んだ。 「小説家の言う事は多かれ少なかれすべてウソ」と...
おそらく読まないままに終わってしまうと思っていた作品だったが、ちゃんと読んだ。きちんと読んだ。 紹介されたテキストへの興味とともに、僕自身の根っこがこの辺にあるということと、村上春樹という作家の小説に対する姿勢の秘話を学んだ。 「小説家の言う事は多かれ少なかれすべてウソ」という発言には驚いたが。彼もウソをついているんだな。 「作家の経営方針」(cf.p95)という言葉がある.自分がどういう作風でやっていくか、ということの見極めがプロとしてやって行くのに必要であるということを述べている。なるほどなあと思う。 作家の「狂気あるいは精神のマグマ」についての記述を読んだとき、それは僕にもある訳だし、小説家としてやっていく素地はあるように思った。 「貴種流離譚」(cf.p180)にはうなずいてしまった。そもそも自分はもっと別な両親から生まれ育ったのではないのだろうか?と思うことを言う。
Posted by
他人の作品の分析を通して村上春樹自身の創作姿勢がうかがわれて興味深い。庄野潤三に対する違和感には全面的に同意。
Posted by
さっさと村上春樹の小説を読めばいいものを、旅行記とか、こういう本を先に手にしてしまう。。 なんだ、この往生際の悪さは(笑)。 で、この本。 村上がアメリカの大学で日本文学を取り上げた授業を元に構成されている(だったはず)。 取り上げてる作家をよく知らなかったこともあるけれども、と...
さっさと村上春樹の小説を読めばいいものを、旅行記とか、こういう本を先に手にしてしまう。。 なんだ、この往生際の悪さは(笑)。 で、この本。 村上がアメリカの大学で日本文学を取り上げた授業を元に構成されている(だったはず)。 取り上げてる作家をよく知らなかったこともあるけれども、ところどころ村上が何を言わんとするのか、読み取れなくて、従って面白さもあまり感じられなかった。 村上に対してより、自分に対してマイナスランクつけ。って感じがする。 ここで取り上げてる作家の作品を読んでからもう一度読んでみたいなぁ。
Posted by
- 1
- 2