クリスティーネ・フルヤ=ゲッスラー メモワール 1978-1985 の商品レビュー
98年1月22日購入 写真家とその妻クリスティーネの日々の写真集である。 クリスティーネの自殺でこの写真集は終わるのだが 彼女の精神の光と影が美しく哀しく写されている。
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結末を知っているせいか重い。重いけど好きだ。心にずっしりと残った。 写真集を見て思ったのだが、彼女は古屋誠一と暮らしていたから自殺したのではなく、もともとその気のある人で(オールオアナッシングなタイプ)、そういうものを持っていた彼女だからこそ惹き付けられた古屋誠一なのではないかと...
結末を知っているせいか重い。重いけど好きだ。心にずっしりと残った。 写真集を見て思ったのだが、彼女は古屋誠一と暮らしていたから自殺したのではなく、もともとその気のある人で(オールオアナッシングなタイプ)、そういうものを持っていた彼女だからこそ惹き付けられた古屋誠一なのではないかと。そして最初から終わりまでそこにずっとレンズを向けていたのではないか。古屋誠一の写真家としての必然性と二人が出会ったことの必然を感じる。・・・が、これも都合のいい解釈かも。なぜなら妻がいよいよおかしくなって、棚に飛び乗り「ニャー」と鳴いた時は生涯で1番びびったとあとがきに書かれていたので。。 写真はモノクロで始まり、終盤からカラーに変わる。わたしは写真はモノクロよりカラーの方が好きなのですが、この写真集を見て初めてモノクロいいなぁと思った。特に記録性の高い写真においては。
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