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或る「小倉日記」伝 の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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さすが芥川賞受賞作。…

さすが芥川賞受賞作。主人公の生涯に胸を打たれる。

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松本清張の俊作短編集…

松本清張の俊作短編集の第一弾。芥川賞受賞作品。

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あの文豪・森鷗外の福岡での官僚としての不遇時代を、彼の紛失していた日記を清張が空想上で書いた作品!彼のデビュー作であると共に、直木賞受賞作品でもあるんです。

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芥川賞受賞作。苦心が…

芥川賞受賞作。苦心が水の泡となった様子が切ないですが、考えさせられるものがあります。

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2025/10/26

表題作『或る「小倉日記」伝』、いつか読んでみたいと思っていた。障害があり、周りから疎んじられ、でも、一生を捧げられることを見つけて、満足な気持ちで最期を迎える。でもその後の数行に、せつなくなる。 他の話の主人公は、みな、似たような感じで、自分の信念というか熱中するものがあり、それ...

表題作『或る「小倉日記」伝』、いつか読んでみたいと思っていた。障害があり、周りから疎んじられ、でも、一生を捧げられることを見つけて、満足な気持ちで最期を迎える。でもその後の数行に、せつなくなる。 他の話の主人公は、みな、似たような感じで、自分の信念というか熱中するものがあり、それに夢中になるあまり、周りが見えなくなり、やはり疎んじられ。(人間誰しもが持っているいやな部分でもあるような気がする。そして、体制に逆らえず、逆らう気もなく流される周りの人たち、たとえその主張が間違っていたとしても) 結局、はたから見たら哀れに感じるが、彼ら自身は幸せだったのかもしれない。

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2025/10/24

芥川賞受賞の代表作を含む短編集。彼特有の人間の嫌なところをうまく描くというスタイル、それが静かに燃えている感じ。知的で研究熱心な主人公、でも障害のある見た目では社会が簡単に受け入れない。誰もが共感できる人間関係のもつれと絶望感。さすが。

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2024/11/08

短編集だが、全体を通して暗い雰囲気だった。 ある小倉日記伝は障害を持ちながら鷗外の生前の足跡を探すことに希望を抱く青年と母との苦しい生活が胸を痛めた。 他の短編は主人公の性格に一癖あり、努力はするが報われないで終わるパターンが続き、読後は重い感じがする。 実在の人物をモデルにしな...

短編集だが、全体を通して暗い雰囲気だった。 ある小倉日記伝は障害を持ちながら鷗外の生前の足跡を探すことに希望を抱く青年と母との苦しい生活が胸を痛めた。 他の短編は主人公の性格に一癖あり、努力はするが報われないで終わるパターンが続き、読後は重い感じがする。 実在の人物をモデルにしながら、このように脚色されてはよい気はしないのではと思ってしまう。

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2022/05/23

これとは違うのだけどバーコードの上から図書館のシールが貼られていて読み込めないから仕方なく。 父系の指 菊枕 笛壺 石の骨 断碑 が収録されている。  学問(あるいは趣味)に打ち込み過ぎて周囲を顧みない人たち。 断碑の途中で飽きた。

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2017/09/24

松本清張氏初期の短編集。大衆向け、推理小説のイメージが強い著者だったのでいい意味で驚いた。 切ないやるせない結末が多い。人は皆孤独と向き合ってその人生の歩みを進めていく。だが自分次第でいかようにもできることを自戒すべきだ。

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2016/04/13

表題作は昭和27年度の芥川賞を受賞 純文学にカテゴライズされ、芸術的な評価を受けたものだが 今にしてみれば「天城越え」の原型的作品であり 社会派ミステリーの嚆矢として、日本のホワイダニット… 高村薫や天童荒太、宮部みゆきあたりまで影響を及ぼしていることは 顧みられるべきだろう ど...

表題作は昭和27年度の芥川賞を受賞 純文学にカテゴライズされ、芸術的な評価を受けたものだが 今にしてみれば「天城越え」の原型的作品であり 社会派ミステリーの嚆矢として、日本のホワイダニット… 高村薫や天童荒太、宮部みゆきあたりまで影響を及ぼしていることは 顧みられるべきだろう どんなつまらない人間にも人生の物語がある その点を掬い上げようとする方向性は、自然主義~プロレタリアに続く 日本近代文学の正統とも呼べるものだ まあ、「市民ケーン」の焼き直しと言われればそれまでだが その他には 経済事情などで進学をあきらめるしかなかった人々の それでもなお学問への情熱たちきれず 必死に努力を重ねはするが 結局はその情熱が仇となって、同学者に恐れられ嫉妬され 疎外されて偏屈になり 誰にも理解されぬまま孤独に朽ちてゆく姿を書いた そんなような短編ばかり集めている 低学歴を補うため渡仏して、おのれに箔をつけようともくろむ 在野研究者のありようは あるいは、「破戒」や「新生」に書かれた藤村の独善を 非難するものなのかもしれない

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