ベンの見た夢 の商品レビュー
110冊目『ベンの見た夢』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1996年3月、河出書房新社) 地理の勉強中にうたた寝をしてしまった少年ベン。彼の見る夢の世界がファンタジックに描かれる。 地の文やセリフが書かれているのは最初と最後だけで、夢の中での出来事は迫力のある...
110冊目『ベンの見た夢』(クリス・ヴァン・オールズバーグ 著、村上春樹 訳、1996年3月、河出書房新社) 地理の勉強中にうたた寝をしてしまった少年ベン。彼の見る夢の世界がファンタジックに描かれる。 地の文やセリフが書かれているのは最初と最後だけで、夢の中での出来事は迫力のあるイラストで物語られる。ほぼイラストブックのような一冊であり、今まで読んできた彼の作品の中では最も抽象的な内容だった。 モノクロかつ線描だけで描かれた挿絵はシンプルでありながら雄弁に読者に語りかけてくる。 〈ベン、起きなさい〉
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北極号を書いた作者の作品 翻訳は変わらず村上春樹さん! この絵本は面白い!! 地理の勉強をしている最中、眠気に襲われいった世界とは...... 仕掛けもあって本当に面白い!!
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黒い雨雲を見たベンとマーガレット。「私家に帰って、明日の地理のテストの準備をするわ」「僕もそうしよう」...ベンは誰も帰っていない家の安楽椅子に腰かけ、地理の教科書を開いて、世界中の名所を一つ一つ覚えていきました。やがて雨粒が窓を打ち始め、激しい土砂降りに...ベンは眠っ...
黒い雨雲を見たベンとマーガレット。「私家に帰って、明日の地理のテストの準備をするわ」「僕もそうしよう」...ベンは誰も帰っていない家の安楽椅子に腰かけ、地理の教科書を開いて、世界中の名所を一つ一つ覚えていきました。やがて雨粒が窓を打ち始め、激しい土砂降りに...ベンは眠ってしまい...そして、その時!.....。 C.V.オールズバ-グの幻想的な物語と繊細なモノクロのペン画、村上春樹サン翻訳による、壮大で魅惑あふれる絵本です。
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主人公の男の子ベンの夢の話で、海に浮んだ家とともに水没した世界の名所をまわる。 夢の中では文章がなく、モノクロの絵とあわせて時間が止まっているような不思議な錯覚を覚える。 オールズバーグ特有のオチはもちろんあるが、目覚めたあと女の子と遊びに行くところは、ベン君明日の地理の試験は大...
主人公の男の子ベンの夢の話で、海に浮んだ家とともに水没した世界の名所をまわる。 夢の中では文章がなく、モノクロの絵とあわせて時間が止まっているような不思議な錯覚を覚える。 オールズバーグ特有のオチはもちろんあるが、目覚めたあと女の子と遊びに行くところは、ベン君明日の地理の試験は大丈夫?と軽い心配をした。
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モノクロームの印象的な絵本。 お互いの夢の中──水に浮かぶ名所旧跡──で出会うふたり。 視点が動くダイナミックな絵が想像をかき立てる。
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ベンは明日のテストのために勉強しなければなりません。しかし、ベンはだんだん眠くなってきてしまいます。ベンがそこで見たものは― 絵が語るということを感じさせてくれる作品。 絵と文|C.V.オールズバーグ 訳|村上春樹 Book Description On a terrifica...
ベンは明日のテストのために勉強しなければなりません。しかし、ベンはだんだん眠くなってきてしまいます。ベンがそこで見たものは― 絵が語るということを感じさせてくれる作品。 絵と文|C.V.オールズバーグ 訳|村上春樹 Book Description On a terrifically rainy day, Ben has a dream in which he and his house float by the monuments of the world, half submerged in flood-water.
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村上春樹翻訳。 モノクロームの情景と中頁に文章を挟まない構成が珍しく 不思議で空気の止まった感じが斬新だった。
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