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写真美術館へようこそ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/05/28

一九世紀に発明されて以来、約一五〇年間の写真史を追った入門書。 西洋中心の写真史に比較材料として日本人の作品が挿入される、そのバランスがちょうどよかった。世界初の写真を使ったセルフポートレートが、写真家が死体の演技をして撮ったものというのは象徴的で面白い。 撮影者と被写体の非...

一九世紀に発明されて以来、約一五〇年間の写真史を追った入門書。 西洋中心の写真史に比較材料として日本人の作品が挿入される、そのバランスがちょうどよかった。世界初の写真を使ったセルフポートレートが、写真家が死体の演技をして撮ったものというのは象徴的で面白い。 撮影者と被写体の非対称性にはあえて踏み込まずに書いているのはわかるけど、どうしたって裸の女性ばかりがモデルとして出てくるのは気になってしまう。メイプルソープの項で彼が男性を性対象にしていたことに触れるなら、男性から女性へのまなざしにも一言くらいはエクスキュースを入れてもよかったのではないか。シャルコーがでっちあげた女性のヒステリー患者の写真を、最終的に肯定しているのも気にかかる。

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2020/02/26

大学入る前に読んだ本です。 日本大学芸術学部写真学科に入る前に読んで勉強しました。 2002年から2003年に読みました。 写真の歴史と写真作家のことが幅広く書いてあったような気がします。 写真を志す方は入門書としていいと思います。 作家性を学ぶにはいい本だったような気がし...

大学入る前に読んだ本です。 日本大学芸術学部写真学科に入る前に読んで勉強しました。 2002年から2003年に読みました。 写真の歴史と写真作家のことが幅広く書いてあったような気がします。 写真を志す方は入門書としていいと思います。 作家性を学ぶにはいい本だったような気がします。 もう18年も前に読んだので。あまり覚えていないのですが、写真の大学入る前に読むといいです。

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2011/08/24

飯沢耕太郎氏の文章は、わかりやすくて面白い。 興味を引くので、さらに深くはまっていきたくなる。 こんな美術館があったらいいな。

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2010/11/26

[ 内容 ] “まなざしの芸術”―写真は、何をどのように表現してきたのか。 古今東西の力作・快作を集めた“紙の上の美術館”へご案内。 その魅力と本質を縦横無尽に語り尽くす、本格的写真入門。 [ 目次 ] 第1室 光学・発明・絵画 第2室 鏡・肖像・裸体 第3室 風景・モノ・都市...

[ 内容 ] “まなざしの芸術”―写真は、何をどのように表現してきたのか。 古今東西の力作・快作を集めた“紙の上の美術館”へご案内。 その魅力と本質を縦横無尽に語り尽くす、本格的写真入門。 [ 目次 ] 第1室 光学・発明・絵画 第2室 鏡・肖像・裸体 第3室 風景・モノ・都市 第4室 出来事・社会・私 第5室 色・複製・フレーム [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/04

写真史の授業のレポート用に。 ビジュアルが多くて写真のこれまでがよく分かります。 巨匠ばかりなのは仕方のないことなのかもしれないけど…同じ棚に並ぶ「世界写真史(美術出版社)」と内容がほぼ同じだったのはちょっと残念。

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2009/10/04

写真の創世記から現代の写真作品にいたるまで「記憶」への執着の物語が…! トリビアにでてきた「サムライinエジプト」の写真もあったりして楽しいです。 カルティエ=ブレッソンの「決定的瞬間」についての話は目からウロコ。

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