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民族はなぜ殺し合うのか の商品レビュー

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2009/10/07

 イグナティエフが、ナショナリズムと民族を巡る6つの土地(ウクライナ、ケベック、ユーゴ、クルディスタン:北部イラク、北アイルランド、ドイツ)を巡り、それぞれの地域のナショナリズムに迫るルポルタージュ。ナショナリズムが「作られたもの」であるにも関わらず、強力な破壊力を生み出し、人々...

 イグナティエフが、ナショナリズムと民族を巡る6つの土地(ウクライナ、ケベック、ユーゴ、クルディスタン:北部イラク、北アイルランド、ドイツ)を巡り、それぞれの地域のナショナリズムに迫るルポルタージュ。ナショナリズムが「作られたもの」であるにも関わらず、強力な破壊力を生み出し、人々の間になぜ浸透して行くのかという問題を考える上で参考になる。

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2009/10/07

作者はウクライナ系カナダとして生まれ、アメリカで教育を受け、イギリスに帰化した人物。BBCのテレビ番組の取材でユーゴ、ウクライナ、カナダ、イギリス、ドイツ、クルディスタンの6地域を取材でめぐった際に同時進行で書かれたのがこの本。インタビューをベースとして、著者の思索が展開する。難...

作者はウクライナ系カナダとして生まれ、アメリカで教育を受け、イギリスに帰化した人物。BBCのテレビ番組の取材でユーゴ、ウクライナ、カナダ、イギリス、ドイツ、クルディスタンの6地域を取材でめぐった際に同時進行で書かれたのがこの本。インタビューをベースとして、著者の思索が展開する。難解だが、非常に内容の濃い本。読破に時間はかかったが良書。いずれ再読する予定。

Posted byブクログ