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民族はなぜ殺し合うのか の商品レビュー

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2026/03/02

昔から人間はいがみ合い、時には、殺し合ってきた。 民族レベルになると、殺し合いのスケールが大きくて悲惨になるから目立つわけだ。 人間も動物も縄張り(つまり食い物)の奪い合いで殺し合う。 人間の場合は、宗教、歴史、文化などの違いも、いがみ合いや殺し合いの要因に加わるから、事情がやや...

昔から人間はいがみ合い、時には、殺し合ってきた。 民族レベルになると、殺し合いのスケールが大きくて悲惨になるから目立つわけだ。 人間も動物も縄張り(つまり食い物)の奪い合いで殺し合う。 人間の場合は、宗教、歴史、文化などの違いも、いがみ合いや殺し合いの要因に加わるから、事情がややこしくなる。 とにかく、人間レベルでも、民族レベルでも、いがみ合いや殺し合いはなかなか止みそうにない。 いや、ひょっとすると、止まないようにされているのではないか、と疑いたくなるほどだ。 ここに、長年いがみ合ってきたが、静かに暮らしている民族Aと民族Bがいるとする。 次に、ちょっと両民族で死者が出るように工作してみる。 後は、AではBが殺した、BではAが殺した、と噂を流せばよい。 さっそくAとBの民族間紛争が始まるだろう。 「アフリカ、アラブの民族間紛争」、「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」等はまさにこれだ、と言われている。 紛争地域の地下資源あるいは軍事戦略的価値を狙っていると聞くが、誰がやっているのか、正確なことはわからない。 お終い

Posted byブクログ

2009/10/07

 イグナティエフが、ナショナリズムと民族を巡る6つの土地(ウクライナ、ケベック、ユーゴ、クルディスタン:北部イラク、北アイルランド、ドイツ)を巡り、それぞれの地域のナショナリズムに迫るルポルタージュ。ナショナリズムが「作られたもの」であるにも関わらず、強力な破壊力を生み出し、人々...

 イグナティエフが、ナショナリズムと民族を巡る6つの土地(ウクライナ、ケベック、ユーゴ、クルディスタン:北部イラク、北アイルランド、ドイツ)を巡り、それぞれの地域のナショナリズムに迫るルポルタージュ。ナショナリズムが「作られたもの」であるにも関わらず、強力な破壊力を生み出し、人々の間になぜ浸透して行くのかという問題を考える上で参考になる。

Posted byブクログ

2009/10/07

作者はウクライナ系カナダとして生まれ、アメリカで教育を受け、イギリスに帰化した人物。BBCのテレビ番組の取材でユーゴ、ウクライナ、カナダ、イギリス、ドイツ、クルディスタンの6地域を取材でめぐった際に同時進行で書かれたのがこの本。インタビューをベースとして、著者の思索が展開する。難...

作者はウクライナ系カナダとして生まれ、アメリカで教育を受け、イギリスに帰化した人物。BBCのテレビ番組の取材でユーゴ、ウクライナ、カナダ、イギリス、ドイツ、クルディスタンの6地域を取材でめぐった際に同時進行で書かれたのがこの本。インタビューをベースとして、著者の思索が展開する。難解だが、非常に内容の濃い本。読破に時間はかかったが良書。いずれ再読する予定。

Posted byブクログ