ホテル・アイリス の商品レビュー
さびれた海辺のホテル、アイリス。ホテルの娘・マリは老年の男性客に惹かれ、島へ渡って男の家へ行く…。うーん、作者の作品の中でもかなりキツイです。所謂SMってヤツなのかな。日常ではホテルと母親に縛られているマリ。母親がマリの髪に拘るのと男の行動に共通項があるような。逃げられないのか逃...
さびれた海辺のホテル、アイリス。ホテルの娘・マリは老年の男性客に惹かれ、島へ渡って男の家へ行く…。うーん、作者の作品の中でもかなりキツイです。所謂SMってヤツなのかな。日常ではホテルと母親に縛られているマリ。母親がマリの髪に拘るのと男の行動に共通項があるような。逃げられないのか逃げないのか。そこら辺は考えさせられるものがありました。
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とにかく衝撃的な内容なのに、どうしても続きが気になって一気に読んでしまいました。最後に訪れる不思議な余韻は小川洋子らしいかなと思えなくもない・・・かなぁ?
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熟年男性をかかせたら小川洋子はすごい。本作では、ロシア語の翻訳家で発声の魅力的な熟年男性が登場する。 博士の数式の熟年男性(博士)を思い出しながら読んだ。 作品そのものは「まぶた」と似ている。 2008年7月読了。 今年26冊目。
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SM作品。 17歳の少女マリが翻訳家と性的関係を持つのですが、その精神がすごい。 淡々と書かれる文章の中に、ほのかで確実な狂気が見え隠れします。 SMをここまで淡々と書ける作者がすごい。
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2007.4.28 海辺の情景や全体的な雰囲気は良いのだけど、なにぶんテーマがSM・・・。 口のきけない甥が印象的。
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海の近くの保養地に立つホテルアイリス。そこに住むマリが離島に住む中年男と知り合うが、男は狂っていた。
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少女との間の奇妙な愛の形?内と外で異なる男の人格。その男の命令に従う少女。なにか狂ってるかのような・・・不思議な世界
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