いちばん初めにあった海 の商品レビュー
2017.4.3 読了 これは ミステリーなのかなぁ? なんか フワフワした 分かるような 分からんような話だった。。。
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【読了】「胸いっぱいにひろがるぬくもりあふれた・・・」の帯に「ささらさや」や「てるてるあした」の方向性を期待して読み始めたけど、逆の方向性。でも最後はきちんと救いがあって、人のもつ温かさを伝えている。
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読了後、心の芯が温まったような感覚でした。収録作2作とも、読み始めはなかなかわからないですがしっかりミステリー。謎があり、解決して、救いがあります。表題作もよかったですけど「化石の樹」の方が好きです。児童虐待や家族という重いテーマながら、温かな救いがありました。幸せになってほしい...
読了後、心の芯が温まったような感覚でした。収録作2作とも、読み始めはなかなかわからないですがしっかりミステリー。謎があり、解決して、救いがあります。表題作もよかったですけど「化石の樹」の方が好きです。児童虐待や家族という重いテーマながら、温かな救いがありました。幸せになってほしい。
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ミステリの定義とは何たるものや。というツッコミをまずしたく。 ショックなことがあると記憶を封じ込める。という人間の特性は身に覚えがなくはないから、まぁ、有りうるだろうと思うが。なんというか。『いっとう初めに降ってきた、雨の話をしようか。』そんなくだりではじまる物語なのに。 期...
ミステリの定義とは何たるものや。というツッコミをまずしたく。 ショックなことがあると記憶を封じ込める。という人間の特性は身に覚えがなくはないから、まぁ、有りうるだろうと思うが。なんというか。『いっとう初めに降ってきた、雨の話をしようか。』そんなくだりではじまる物語なのに。 期待値が高すぎたかな。
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2011.5.20 初読 市立図書館 いい意味で予想をどんどん覆していく展開に。 読んでる途中は、なんだか悲しい不安な気持ちになってるんだけど、読み終わったら、ほっとした。 この結末でよかったなぁ。
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本の背表紙。 「堀井千波は周囲の騒音に嫌気がさし、引っ越しの準備を始めた。その最中に見つけた一冊の本、『いちばん初めにあった海』。読んだ覚えのない本のページをめくると、その間から未開封の手紙が…。差出人は“YUKI”。だが、千波にはこの人物に全く心当たりがない。しかも、開封すると...
本の背表紙。 「堀井千波は周囲の騒音に嫌気がさし、引っ越しの準備を始めた。その最中に見つけた一冊の本、『いちばん初めにあった海』。読んだ覚えのない本のページをめくると、その間から未開封の手紙が…。差出人は“YUKI”。だが、千波にはこの人物に全く心当たりがない。しかも、開封すると、「私も人を殺したことがあるから」という謎めいた内容が書かれていた。“YUKI”とは誰なのか?なぜ、ふと目を惹いたこの本に手紙がはさまれていたのか?千波の過去の記憶を辿る旅が始まった―。心に傷を負った二人の女性の絆と再生を描く感動のミステリー。 」 YUKIの正体なんかはすぐにわかっちゃうんだけど、 一体千波は今どういう状態にいるのかっていうのがだんだん明らかになってきて、 なるほど。とおちつく。 うん。でもやっぱり明らかに千波はおかしい状態から始まるので、 最初ちょっと世界に入るまでに時間がかかりました。 ある意味再生系。でももう少し長編で読んでみたかったな。 短編がもう一遍入ってます。
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「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の2作品。 この本は、すごくいいです。 二人の少女がそれぞれ辛い想いを抱いて生きていたけれど、いずれ、どちらの少女にも救いが・・・ それぞれの辛さに哀しくてやりきれないような共感を抱いて読み進めますが、ラストでは明るい光が見えてきます。 い...
「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の2作品。 この本は、すごくいいです。 二人の少女がそれぞれ辛い想いを抱いて生きていたけれど、いずれ、どちらの少女にも救いが・・・ それぞれの辛さに哀しくてやりきれないような共感を抱いて読み進めますが、ラストでは明るい光が見えてきます。 いい本だと思いました。人生はそう悪くない、です。 「化石の~」の樹木の描写に惹かれます。
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表題作と「化石の樹」の2編。 物語終盤からの、そうくるかーっていう驚きとか まとめ方のうまさは加納さんらしくておもしろかったけど 核心に行き着くまでが長いよぉ~。 結構加納さんの作品に多いのが、読み始めの訳分からなさ。 何?何のこと言うてるの?・・・って感じ。 それも最後のびっく...
表題作と「化石の樹」の2編。 物語終盤からの、そうくるかーっていう驚きとか まとめ方のうまさは加納さんらしくておもしろかったけど 核心に行き着くまでが長いよぉ~。 結構加納さんの作品に多いのが、読み始めの訳分からなさ。 何?何のこと言うてるの?・・・って感じ。 それも最後のびっくり結末に辿り着くまでの 大事な導入なんやろうけど、ちょっとしんどい。 特に今回はちょっと話が暗かったから余計かな。
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2001年10月1日読了。以下、過去の日記から抜粋。 加納作品6冊目。 今作品は主題作+『化石の樹』の2作から成立している。 これらはそれぞれ独立した作品でありながら、根底を同じ水が流れているようで、 2作品通して読むことで、初めて読了感を味わえると思う。 でも、面白かったのは...
2001年10月1日読了。以下、過去の日記から抜粋。 加納作品6冊目。 今作品は主題作+『化石の樹』の2作から成立している。 これらはそれぞれ独立した作品でありながら、根底を同じ水が流れているようで、 2作品通して読むことで、初めて読了感を味わえると思う。 でも、面白かったのは当然『いちばん初めにあった海』のほう。 ねえ――。 いっとう初めに降ってきた、雨の話をしようか。 それとも、いちばん最初に地球にあった、 海の、話を・・・・・・。 不思議な書き出しで始まる今作品は頁を捲っていくたびに、 どんどん新しい事実が分かってきて、どんどん物語が転がっていって、 「あぁ、そういうことか」「そうだったのか」 といった具合に、 少しも暇になることはない本だったというのが第一の感想である。 主人公が一冊の本に出会って云々といったストーリー展開は、 著者のデビュー作『ななつのこ』(コレは本当に面白かった)と似ているが、 今作品のほうがずっとアダルトな感じで、もの哀しい。 この本に関しては、余分な情報は何一つ持たないほうがいい。 すべてが意外に見えて、実はすべてがあるべき場所に収まっているから。 でも、ひとつだけ。 関西弁はきついイメージが一般的であるそうだが、私は好きだ。 「かんにんなあ」「ええねん」・・・ね、優しい響きでしょ?
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一人暮らしをしている千波は、周囲の騒音に耐え切れず引越しをすることにした。 その準備の最中、本棚からでてきた一冊の本。 そしてその本の中に破産であった不思議な手紙。 「YUKI」とは誰なのか。 妙な既視感とともに本を読み進めていく千波。 徐々にほぐれていく過去。 その先には大きな...
一人暮らしをしている千波は、周囲の騒音に耐え切れず引越しをすることにした。 その準備の最中、本棚からでてきた一冊の本。 そしてその本の中に破産であった不思議な手紙。 「YUKI」とは誰なのか。 妙な既視感とともに本を読み進めていく千波。 徐々にほぐれていく過去。 その先には大きな悲しみと、深い愛情が……。 シリーズ読破を目指しているミステリーランドの残り一冊が、諸般の事情で、まあつまり図書館で順番待ち状態ってことですが、まだ読めないので、加納朋子さんの作品を何か読んでみようと思ったわけです。 本書にはタイトルの作品のほか、もう1作品が収められています。 いえ、もう1作品というのとはちょっと違うのか……と、謎の言葉を(笑)。 今まで読んだ加納作品、といってもまだ3冊ですが、とはなんとなく違った雰囲気でした。 ジュブナイルばかり読んでいたせいか、んー多分それだけが理由じゃないと思うのですが、なかなか読み進められませんでした。 切なく優しい物語で、決してダメなわけではなかったんですけどね。
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