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神鳥 の商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

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ミステリーかと思いき…

ミステリーかと思いきや、いつのまにかホラーの世界に引きずり込まれます。スピード感もあるし、あっという間によんでしまうと思います。とにかく怖いので、暑い夏にはオススメの逸品です。

文庫OFF

映画のように映像が思…

映画のように映像が思い浮かんできました。読み出すと止まりませんでした。

文庫OFF

ミステリーかと思いき…

ミステリーかと思いきや、いつのまにかホラーの世界に引きずり込まれます。スピード感もあるし、あっという間によんでしまうと思います。とにかく怖いので、暑い夏にはオススメの逸品です。

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展開の速さが魅力です…

展開の速さが魅力ですね!!!  壮絶!!!

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明治の日本画家河野珠…

明治の日本画家河野珠枝の「朱鷺飛来図」に魅せられたイラストレーターが絵に隠された謎を追うが・・・。良作のホラーです。

文庫OFF

2024/05/16

佐渡島に行くことになって、以前読んだこの本を思い出した。 内容はよく覚えてなかったが、美しくも妖しい朱鷺の飛ぶ姿が心に残っていた。 実際に島で見た朱鷺は美しく愛らしい鳥だったが、この小説の朱鷺は怪奇で恐ろしい。 100年前に夭逝した日本画家珠枝の絵に描かれた「朱鷺飛来図」は恐ろし...

佐渡島に行くことになって、以前読んだこの本を思い出した。 内容はよく覚えてなかったが、美しくも妖しい朱鷺の飛ぶ姿が心に残っていた。 実際に島で見た朱鷺は美しく愛らしい鳥だったが、この小説の朱鷺は怪奇で恐ろしい。 100年前に夭逝した日本画家珠枝の絵に描かれた「朱鷺飛来図」は恐ろしい絵だった。 珠枝の小説を書こうとする作家と表紙を頼まれたイラストレーター葉子は佐渡から奥多摩へと調査し、恐怖の体験をする。

Posted byブクログ

2024/04/16

イラストレーターの谷口葉子に、小説の表紙の仕事が舞い込んだ。 書き手はバイオレンス小説で人気を博した美鈴慶一郎だが、読者からは少々飽きの傾向が見えていた。 出版社から与えられたテーマは、明治の女流画家だった河野珠枝が自死する直前に描いた大作『朱鷺飛来図』を取りあげたものだった。 ...

イラストレーターの谷口葉子に、小説の表紙の仕事が舞い込んだ。 書き手はバイオレンス小説で人気を博した美鈴慶一郎だが、読者からは少々飽きの傾向が見えていた。 出版社から与えられたテーマは、明治の女流画家だった河野珠枝が自死する直前に描いた大作『朱鷺飛来図』を取りあげたものだった。 絵には凛とした朱鷺と夥しい牡丹が咲き乱れている迫力あるものだが、美しくもあり何故か幻想的な雰囲気の中に恐怖感をも醸し出していた。 この絵が描かれた明治時代は、人間が全国の朱鷺を殺戮し続け、少数の生き残りの朱鷺を佐渡に追い込んだ頃と重なる。 そろそろ創作者として自分自身を納得させる作品を残したい葉子と美鈴の二人は、この絵画に秘められた摩訶不思議な雰囲気に興味を抱き、作者の創作意図を解明しようと珠枝の足跡を辿ることとなる。 葉子と美鈴の二人の取材は、図書館や文芸に詳しい人達の聞き取りから始め、朱鷺の最後の生息地となった佐渡へ渡り、その後に奥多摩の鷹の巣山へと導かれる。 『朱鷺飛来図』の絵が醸し出す不思議な魅力と恐ろしさの真相を、葉子と美鈴は果たして解明できるのだろうか⋯。
篠田節子女史が作家として初期に綴ったホラー・サスペンス『 神鳥 イビス 』は、読者の背筋を見事に凍らせるような世界へ誘ってくれる。

Posted byブクログ

2022/06/14

読み終わったもの備忘録。 確かに朱鷺って、天然記念物で絶滅したばかりに悲劇の鳥になっているけれど、赤い脚はちょっと迫力あるよね。 というところから、繰り広げられるミステリー。 篠田節っちゃんお得意の怖さ。 今ならCG使って、かなり怖い映画化ができそう(期待) 男性に素直...

読み終わったもの備忘録。 確かに朱鷺って、天然記念物で絶滅したばかりに悲劇の鳥になっているけれど、赤い脚はちょっと迫力あるよね。 というところから、繰り広げられるミステリー。 篠田節っちゃんお得意の怖さ。 今ならCG使って、かなり怖い映画化ができそう(期待) 男性に素直になれない主人公と、ガサツだけど優しい男の展開が少し古臭く感じるけど、そこがまたいい。

Posted byブクログ

2019/06/14

イラストレーターとバイオレンス作家が夭逝した画家の描いた「朱鷺飛来図」の謎を追います。2枚の違った絵に見えるというこの絵の描写が物凄くリアルで本当に怖いのです。彼らは画家の足跡を追い、迷い込み、朱鷺の因縁と怨念に追われるのですが、モノトーンの世界の中にポンと入ってくる朱鷺のピンク...

イラストレーターとバイオレンス作家が夭逝した画家の描いた「朱鷺飛来図」の謎を追います。2枚の違った絵に見えるというこの絵の描写が物凄くリアルで本当に怖いのです。彼らは画家の足跡を追い、迷い込み、朱鷺の因縁と怨念に追われるのですが、モノトーンの世界の中にポンと入ってくる朱鷺のピンク色がおどろおどろしく一気に読まされてしまいました。鳥の嘴や爪がトラウマになりそうです。二人のキャラも良かったし、これで何もかも終わったわけではないというラストも悪くないです。ただもう少しこの先も読ませてもらいたかった気はします。

Posted byブクログ

2018/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

先に女性監督が戻ってきているので、どうせ主人公たちも戻れるんでしょうとあっちの世界での事は怖くなかった。 物語はあそこで終わったけど、では件の女性監督のその後はどうだった?そう考えると怖いのはここからなのかも。

Posted byブクログ