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神鳥 の商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

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2010/06/08

この著者は『女達のジハード』とやら有名な本を出しているようだが、読んだことはない。 一気に読み上げるほど面白かった。 途中男の言うところの信仰とか。 日本の土着?アニミズム信仰ってそういったものが多いと思った。 「朱鷺飛来図」見てみたいと切に思った。 朱...

この著者は『女達のジハード』とやら有名な本を出しているようだが、読んだことはない。 一気に読み上げるほど面白かった。 途中男の言うところの信仰とか。 日本の土着?アニミズム信仰ってそういったものが多いと思った。 「朱鷺飛来図」見てみたいと切に思った。 朱鷺のまぬけな顔や丸い嘴を知っているからあまり怖いと思わなかった・想像できなかったと感想で書いている人がいたが、主人公達もそれを見て想像できないと言っていたのに、あのマヨイガ的空間で種を滅ぼされそうになるまえの攻撃をするあの姿とのギャップを描いた女史はすごいと思う。 寝たら攻撃してくるところはフレディの助力があったのか? いや、ま、その理由もあげられてはいます。作中で

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2009/12/23

朱鷺が人を襲う、その発想がまず凄い。 近年の彼女の秀作たちに比べると、正直中身には少々古臭さを感じるし、キャラクター設定や彼らが交わすやりとりの描写なんかはそれほど巧いとは思わないが、それでも読者を捉まえて離さない、抜群の読みやすさを誇る筆致はさすが。 文庫版巻末の解説になって...

朱鷺が人を襲う、その発想がまず凄い。 近年の彼女の秀作たちに比べると、正直中身には少々古臭さを感じるし、キャラクター設定や彼らが交わすやりとりの描写なんかはそれほど巧いとは思わないが、それでも読者を捉まえて離さない、抜群の読みやすさを誇る筆致はさすが。 文庫版巻末の解説になっていない解説はちょっとひどかったなあ。

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2009/10/07

篠田節子の傑作だと思っています。 朱鷺の美しくも恐ろしい姿が目前に迫る作品です。 鉛色の空、薄紅色の鳥、真っ白な雪を染まる鮮血、牡丹ではなく…地獄絵図。 まさに恐怖を実写化した物語だと思いました。

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2009/10/04

若くして亡くなった女流画家の遺作「朱鷺飛来図」の 謎を追って、イラストレーターの女性と落ち目の作家の男性が 新潟や奥多摩へ旅行して、恐ろしい目に遭うホラーです。 朱鷺の描写が綺麗で、そこがまた恐怖を呼びます。 朱鷺飛来図と言う絵画を自分も見てみたいと思うほどでした。 ただ、せっか...

若くして亡くなった女流画家の遺作「朱鷺飛来図」の 謎を追って、イラストレーターの女性と落ち目の作家の男性が 新潟や奥多摩へ旅行して、恐ろしい目に遭うホラーです。 朱鷺の描写が綺麗で、そこがまた恐怖を呼びます。 朱鷺飛来図と言う絵画を自分も見てみたいと思うほどでした。 ただ、せっかく美しくて怖いお話で、最近読書にはまっている 中学生の息子に読ませたいのに、作家の 男性の台詞が品が無くて余りお勧めできないなぁ。 男性の下品さだけが玉に瑕でした。

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2009/10/04

夭逝した明治の女性画家が死の直前に描いた「朱鷺飛来図」。 この画の妖しい魅力に魅せられたイラストレーターと作家の男女。 この画に隠された謎を探ろうと2人は画家の足跡を追う。 2人が奥多摩の山中で遭遇したのは時空を超えた恐怖の世界。 ヒッチコックを思わせるような鳥をモチーフ...

夭逝した明治の女性画家が死の直前に描いた「朱鷺飛来図」。 この画の妖しい魅力に魅せられたイラストレーターと作家の男女。 この画に隠された謎を探ろうと2人は画家の足跡を追う。 2人が奥多摩の山中で遭遇したのは時空を超えた恐怖の世界。 ヒッチコックを思わせるような鳥をモチーフにしたホラー作品。 画家の謎を追う展開や生きざまには引き付けられるが, 真相とラストが単純なパニックホラーで少し残念。 ただ,迫り来る鳥の描写はうまく,恐怖を演出している。

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2009/10/04

朱鷺飛来図に隠された真の意味を探る話。 本来のイメージと大きくかけ離れた描写に恐怖を感じた。 怖さというよりも,気味の悪さを感じさせる本だった。

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2009/10/04

明治時代の日本画家、河野珠枝が描いた「朱鷺飛来図」美しく魅力的な絵画だが、その「朱鷺飛来図」には身の毛もよだつような恐ろしい秘密が隠されていた… その絵に魅せられた主人公と共にその謎を探る小説家が隠された謎を探りだそうと珠枝の足跡を追っていくミステリーホラー。 ホラー小説の怖さ...

明治時代の日本画家、河野珠枝が描いた「朱鷺飛来図」美しく魅力的な絵画だが、その「朱鷺飛来図」には身の毛もよだつような恐ろしい秘密が隠されていた… その絵に魅せられた主人公と共にその謎を探る小説家が隠された謎を探りだそうと珠枝の足跡を追っていくミステリーホラー。 ホラー小説の怖さを期待していたんですがストーリ−に無理がある気がして、どうも感情移入できませんでした。又、登場人物も違和感があり物語を陳腐化しているような…恐怖感を期待すると物足りなさが残る作品でした。

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2009/10/07

ホラーです。 この本を読み終えたらすぐにネットで登場する鳥を探してみました。 その姿を改めてみた時ブルブルと震えがきました。 目が怖い!色も怖い!鳥怖い!あのくちばしでトントンと・・。 しかし、主人公の相棒がどうしても気に食わない。 二人がコンビを組む事になる経緯も不自然。強引過...

ホラーです。 この本を読み終えたらすぐにネットで登場する鳥を探してみました。 その姿を改めてみた時ブルブルと震えがきました。 目が怖い!色も怖い!鳥怖い!あのくちばしでトントンと・・。 しかし、主人公の相棒がどうしても気に食わない。 二人がコンビを組む事になる経緯も不自然。強引過ぎ。 相棒のキャラ設定もうちょっとどうにかしてほしかったです。

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2009/10/07

篠田節子さんのベスト一冊です。とにかく怖い。読んでる最中に何度後ろを振り返ったことか(怖すぎて・・・・)。

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2009/10/04

篠田節子の作品から1冊選ぶとするとこれ。弥勒とかゴサインタンとか重厚な作品もいいけど、この短い作品に一番引き込まれた。そして怖かった。

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