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ホロコースト全史 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/02/12

ホロコーストを経験していない人間が、ホロコーストに関してどう考え、どうアプローチしていくかについて、あとがきに「まず知ること、理解の限度を越えていると思われる事実を理解しようとすること」とあった。 この本に書いてあることは事実ではあるけど、理解の限度を超えた事実だった。ただ、この...

ホロコーストを経験していない人間が、ホロコーストに関してどう考え、どうアプローチしていくかについて、あとがきに「まず知ること、理解の限度を越えていると思われる事実を理解しようとすること」とあった。 この本に書いてあることは事実ではあるけど、理解の限度を超えた事実だった。ただ、この本を読んで知ることができてよかったと思う。 図書館で借りた本なので期限内に読まなければならないということもあり、駆け足で読んでしまった。もう少しゆっくり読むのがよかったかも。古本でもいいので機会があれば購入して手元に置いておいて、折に触れて読み返してみたい。

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2020/05/19

 ヨーロッパを席巻した恐るべき民族差別の終着点、大量殺人たるホロコーストについての概説本。大著だが、学術書のように膨大な注釈はなく、残虐だが史的事実を捉えた画像も豊富で読みやすい。文明社会に起こりうる、また起こり得た凄惨かつ信じがたい大量殺戮をヨーロッパの主要地域とナチの主要犯罪...

 ヨーロッパを席巻した恐るべき民族差別の終着点、大量殺人たるホロコーストについての概説本。大著だが、学術書のように膨大な注釈はなく、残虐だが史的事実を捉えた画像も豊富で読みやすい。文明社会に起こりうる、また起こり得た凄惨かつ信じがたい大量殺戮をヨーロッパの主要地域とナチの主要犯罪の手法を描き我々を慄然とさせる。警世の書でもあるが、何より読者に自ら考え「傍観者になるな」という論調が一貫しておりそれが一定の効果を持っている。ホロコーストはヨーロッパで起こった出来事であるが人類の普遍的負の側面を有する。我が国を始め非ヨーロッパ世界でも歴史教育の筆頭似、必修科目にならねばならない事項だと、あらためて強く感じた一冊である。

Posted byブクログ

2015/01/01

ホロコーストの概観を知る上で最も優れた一冊。各地のゲットーの様子から、ユダヤ人殺害「行動部隊」の紹介、絶滅収容所にいたる国家政策の変遷、ユダヤ人の絶望的蜂起など情報に過不足なし。写真多数で胸が痛い。

Posted byブクログ

2014/01/20

収容所解放後、兵士がユダヤ人虐殺の後を見て、こちは酷い、見ない方がいい、と言ったそうだが、それはよくわかる。これらの本に出ている写真だけでも見るに耐えられない。でもこれらの歴史から目をそむけることもしてはいけないのだろう。 祖父母に1人でもユダヤ人がいるとユダヤ人と見做され、ドイ...

収容所解放後、兵士がユダヤ人虐殺の後を見て、こちは酷い、見ない方がいい、と言ったそうだが、それはよくわかる。これらの本に出ている写真だけでも見るに耐えられない。でもこれらの歴史から目をそむけることもしてはいけないのだろう。 祖父母に1人でもユダヤ人がいるとユダヤ人と見做され、ドイツ市民権を完全にはく奪された。

Posted byブクログ

2013/08/09

ホロコーストを学ぶにいたっては少々流れが掴み辛いです。 作者もユダヤ人で在るが故にユダヤ人視点でのホロコーストについて書かれており、ホロコーストを生き延びた者の当時を振り返ったコメントが多く書かれている。 約500ページを超える本でもあり、また所々ホロコースト当時の写真がある為ホ...

ホロコーストを学ぶにいたっては少々流れが掴み辛いです。 作者もユダヤ人で在るが故にユダヤ人視点でのホロコーストについて書かれており、ホロコーストを生き延びた者の当時を振り返ったコメントが多く書かれている。 約500ページを超える本でもあり、また所々ホロコースト当時の写真がある為ホロコーストを研究する者には良い本ではあるが、そうではない者には精神的に少し読み辛いかもしれない。

Posted byブクログ

2011/01/30

ホロコーストの全体の歴史をまず理解するためにおすすめの一冊。著者は米国国立ホロコースト記念博物館の設立にたずさわった歴史家マイケル・ベーレンバウム。

Posted byブクログ

2009/10/04

もし「ホロコースト」について知りたいと思った人はこれから始めるのが最も適当だと思います。簡潔かつ正確。個人的なことなんですが、電車での通学途中に読んでいたら気分が悪くなりました。家でゆっくり読むのをオススメします。

Posted byブクログ