北方の博士 J.G.ハーマン の商品レビュー
ヘルダーやロマン主義の思惟を長年問題としてきたバーリンがものしたハーマンの思想の解説。カントと同時代に生きたハーマンが近代の非合理主義の先駆者であるという基本的な想定を基礎としつつ、ハーマンの難解な思想を簡潔に整理してくれている。18世紀の合理的なるものへの対決を通じて、ハーマン...
ヘルダーやロマン主義の思惟を長年問題としてきたバーリンがものしたハーマンの思想の解説。カントと同時代に生きたハーマンが近代の非合理主義の先駆者であるという基本的な想定を基礎としつつ、ハーマンの難解な思想を簡潔に整理してくれている。18世紀の合理的なるものへの対決を通じて、ハーマンの独特の言語観や理性観が浮き彫りにされており、手放しで合理主義を礼賛するわけにはいかないとされる現代におけるハーマンの意義を明らかにしてくれる研究である。
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