現代若者ことば考 の商品レビュー
「若者ことば」とは何か、なぜそのようなことば使いをするのか、「若者ことば批判」批判、といった内容を、実際の若者ことばやそれらの用法を多数紹介しながら展開している。 この本が書かれたのが96年ということで、「からベル」、「~してちょんまげ」、「ガッピーン」など、懐かしい、時代を...
「若者ことば」とは何か、なぜそのようなことば使いをするのか、「若者ことば批判」批判、といった内容を、実際の若者ことばやそれらの用法を多数紹介しながら展開している。 この本が書かれたのが96年ということで、「からベル」、「~してちょんまげ」、「ガッピーン」など、懐かしい、時代を感じさせる用語のオンパレードで、いかに「若者ことば」の流行り廃れが激しいかということが実感できるとともに、その理由として会話のノリを楽しむための用語は、使い古されると、ノリを楽しむという機能を失うため、捨てられるものである、という部分が納得できる。また、男女間を比べると、女性の方が造語力に富んでいるという部分も、感覚的にうなずける部分だった。特に明治時代の学生語から90年代の若者語までを例をあげつつ歴史的に概観している部分が興味深い。ただ、実例を列挙する部分が多すぎて、逆に理論的な部分が少ない点が、内容の薄さを感じさせてしまい、残念な印象を持った。(10/03/23)
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