アーモンド入りチョコレートのワルツ の商品レビュー
アーモンド入りチョコレートのワルツという不思議なタイトルはピアノ曲だったんだと本を読んで分かりました。小学生から中学生ぐらいの年の人がでてきてすらすらやむことが出来たし何より面白かった。
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ピアノ曲にまつわる短篇が3篇収録されています。 思春期のなんとも言えない感情を優しく描いているのが森さんの文章のすごいところだと思います。 今作は音楽の要素も手伝って、そんな体験はしていないのに、夢見心地のような懐かしさを感じました。 表題作が1番好きでした。生徒も先生もとても自...
ピアノ曲にまつわる短篇が3篇収録されています。 思春期のなんとも言えない感情を優しく描いているのが森さんの文章のすごいところだと思います。 今作は音楽の要素も手伝って、そんな体験はしていないのに、夢見心地のような懐かしさを感じました。 表題作が1番好きでした。生徒も先生もとても自由なピアノ教室が舞台なのですが、現実に縛られないで生きる強さと苦しさともどかしさがギュッと詰め込まれていました。
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初・森絵都さん。 音楽にまつわる物語が3編。音楽に詳しくない私にはちょっとわからない部分もあった。十三歳から十五歳のちょっと複雑な気持ちはよく書かれていたと思う。
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「学校なんかクソおもしろくなくて、家なんてもうクソクソで、それでもあたしがもどってきたのはな、こっちには木曜日の夜があるからなんだ。[...] どんなに最悪のときだってさ、木曜日だけはいい気分で、楽しくって、なんかこう、きらきらしてたよなあ」(198ページ) 大人じゃないから、...
「学校なんかクソおもしろくなくて、家なんてもうクソクソで、それでもあたしがもどってきたのはな、こっちには木曜日の夜があるからなんだ。[...] どんなに最悪のときだってさ、木曜日だけはいい気分で、楽しくって、なんかこう、きらきらしてたよなあ」(198ページ) 大人じゃないから、苦労がないなんて到底言えない子供の世界。 子供でも、子供なりの葛藤や苦しみがある。 そんな中でも、『いい気分で、楽しくって、きらきらしてる』瞬間は必ずある。 そんな場所を知っている子供たちの話。 そんな場所を作りたい、と思わせる物語り。
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私達が大人になったらさ、好きなものをすきなように、好きなだけつくって、そんで毎日をもくようみたいに、きらきらにさせてやろうな。 そして、おわらせないんだ。
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3つのピアノ曲にちなんだ短編集。サティ以外は弾いたことがあるのでCDかけながら、思い出しながら読んでみました。曲にリンクさせて物語を書くのは難しいんだろうと思います。森さん自身も後書きで仰っていますが。曲に直接リンクしているのではなく、その曲が出てくる物語、私はそう感じました。優...
3つのピアノ曲にちなんだ短編集。サティ以外は弾いたことがあるのでCDかけながら、思い出しながら読んでみました。曲にリンクさせて物語を書くのは難しいんだろうと思います。森さん自身も後書きで仰っていますが。曲に直接リンクしているのではなく、その曲が出てくる物語、私はそう感じました。優しい文体。思春期のほろ苦かったり、楽しかったり、ドキドキしたりするあの感覚。とうに過ぎ去った昔の事ではありますが、ぼんやりと思い出すことが出来ました♪
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森 絵都:作 角川文庫 初版1997 3作の短編集 この人の短編もすきだなー、と思いました。 どれの作品にも「クラッシク音楽」が共通しています。 作品タイトル→「子供は眠る」「彼女のアリア」、表題作「アーモンド入りチョコレートのワルツ」。 どれも曲のタイトルからきています。 「子供は眠る」 を途中まで読んだとき 『…?これから殺人事件でも起こるのかな…??』と妙な不安を抱えてしまいました。 実際は、起こりません。(これは森絵都の作品であって 乃南アサじゃないんですよね;) 大人が持ち合わせている感情が、子供にもあるんだよな。 あったんだよな…と思い出させてくれます。 「彼女のアリア」 自分の中学生時代にこんなことがあったら、もっと素直な人間に育ってたかもしれない。 好きな作品です。キュン(?)となります。 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 絹子先生とサティの関係が最後まで解らず。 絹子先生のピアノ教室行きたいな~ 作曲家サティの音楽を聞いてみたいな。と思いました。 そして、 森絵都、他に短編集だしているのかなー? 読みたいなーと思います。
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3つの音楽をもとに描かれた、3つのお話。 それぞれお話は全く違いましたが、どれもに切なさと温かさがありほっとする物語でした。 文章がリズミカルで、時にぷっと吹き出してしまうような表現もあり、読んでいて気持ち良かったです。
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森絵都さんの本の中で一番このお話がすきです。 題名どおり、チョコレート食べたみたいに幸福感があって、 ワルツを踊ったみたいに心が揺れるみたいな素敵なお話しでした。とても雰囲気のあるお話しでもあったと思います。 好きです!
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