天使たちの誤算 の商品レビュー

唯川恵(著者)

2022/07/11

タイトルもうまくて、内容がすごく面白い。恋に溺れる、打算が吹き飛んでしまう。若いうちに、おりこうさんと言われて、それを信じるとこういうことにもなる。すごくよかった。

2017/08/19

【あらすじ】
愛なんか信じない…流実子、愛でしか生きられない…侑里。対照的な生き方を選ぶ二人の女性の挫折と再生の物語。愛と裏切りのうずまく世界で、今日も天使たちは戦っている。待望の書き下し恋愛小説。

【感想】

2013/02/20

文庫では「恋人たちの誤算」に改題している。

流実子と侑里
２人の主人公が、それぞれの人生において躓く。

１度だけでなく何度も躓く。
躓く。躓く。躓く。

２人が躓いた先は同じ。
社会の仕組みの堅さに、
しなやかに生きていけない主人公。

どちらも著者の分身かもしれない。

幸運だけで著者がここまで来たのではないことが分かる。
読み進むのが辛くて、読みたくなくて、なんども投げ出した割に、
悲哀ではない何かが残っているような気にさせる著者の思いに
一縷の望みをかけたい。

2012/10/25

客観的に見ると、そっちじゃないと分かるけど、本人は転落の方向へ導かれて行く。コワイ((((；゜Д゜)))

2011/09/17

唯川恵のお得意の恋愛小説

幸せが目の前にあると、
おもわずより危険な愛に走ってしまうのは
どうしょうもないことなのでしょうか

結婚しようとしているみんなが
おもわず血迷ってしまうことへの
警鐘？？？かも

2022/07/24

10年ぶりの再読。
幸せが約束された結婚直前の侑里、法律事務所で現実を見ながら働く流実子。
客観的に見たら「誤算」であっても、一度きりの人生、その時の気持ちに正直に生きられたらと思う。

2011.3.22
再読。何回も読んだ作品。
ハッピーエンドとはほど遠いけど、希望があります。

2009/10/04

何不自由ない女性が結婚相手には完璧な男と結婚式1ヶ月前に別れ、昔別れた最低な男と人生を歩んでいく話。
最初の数ヶ月は人生で一番幸福なのに、男の浮気で買い物依存症におちいるというとても共感できる話。
また、平行して仕事に生きる女性が上司に裏切られる話。
最後にはこの2人が結びつくことになるのだが、微妙な終わり方。

2009/10/07

愛なんか信じない…流実子、
愛でしか生きられない…侑里。
対照的な生き方を選ぶ
二人の女性の挫折と再生の物語。
愛と裏切りのうずまく世界で、
今日も天使たちは戦っている。
待望の書き下し恋愛小説。

終わり方が私の好みじゃありません。
基本的にハッピーエンドが好きだからな〜
・・・これも読む人によっては
ハッピーエンドなのか？
私にはよくわかりませんでした。

途中から読めたしな〜
もうちょっと良い方に向かって
終わるのかと期待したんだけど。

安定性のある男性との結婚を破談してまで
ダメ男に走る侑里の気持ちもわからなければ
愛を信じないとか言ってて
編集者にあっさりだまされちゃう流実子も・・・

う〜ん、でも人の気持ちって
そんなに論理的なもんじゃないか。
人間って難しいっ
と考えさせられました。

読んだ後に暗い気分になっちゃうから
好きではないです。

2009/10/07

構成はすごく面白かったけど、最終的な結末が重苦しい感じが残ったまま終わってしまい、その点では少し残念だった。でも、女性の生き方とか考え方としては、参考になる。

2009/10/04

これもＢｏｏｋ　Ｏｆｆで１０５円だったハードカバーもの。
そのわりにはすっごくおもしろかった。
流美子と岸田法律事務所の人々と編集者の工藤。
はたまたユリと透とユリの婚約者。
この全員が密接に交わりあったいく様がハラハラした。
人生の大切な岐路を自分が洗濯した道にそれぞれ進んだが、結局は後悔するハメになった流美子とユリ。

最後まで飽きることなく読めた。