高松宮日記(第5巻) の商品レビュー
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1996年刊。◆本書は、昭和天皇実弟で海軍士官であった高松宮宜仁親王の、戦前・戦中の日記を集録。5/全8巻。1942年10月~43年2月までを登載。◆とにかく、ガダルカナル島、南太平洋ソロモン海一色。日記からも、海軍全体が懸命に輸送作業に従事し、空戦力で基地攻撃に傾注していることが伝わってくる。が、本来海軍のなすべきは自ら輸送任務に就くのではなく、空海総力で米輸送船団を航行中に攻撃することではなかったか。半年ほどの時間の空費の懸念も。◇ただ上陸部隊の見殺しに繋がる作戦で、現実には実行不可だったろうけど…。
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