街道をゆく(37) の商品レビュー
再了。僕にとって街道を行くシリーズには二種類ある。自分が訪れたことがない土地についてのものと、なじみがある土地についてのものだ。この「本郷界隈」はどちらかといえば後者である。といっても上野に行く途中に春日通りの湯島天神脇を通るぐらいなのだが。 天神さんの男坂に代表されるように、...
再了。僕にとって街道を行くシリーズには二種類ある。自分が訪れたことがない土地についてのものと、なじみがある土地についてのものだ。この「本郷界隈」はどちらかといえば後者である。といっても上野に行く途中に春日通りの湯島天神脇を通るぐらいなのだが。 天神さんの男坂に代表されるように、本郷界隈には坂が多い。普段、何気なく通っている坂が、司馬の手にかかると明治の日本史の舞台のように感じられる。西洋文明の受容と流通という明治の主題の残滓を肌で感じるため、通りかかるだけでなく本郷や谷中・千駄木・根津あたりを歩きたくなるのだ。 (mixiソーシャルライブラリーより転記) 我ながら文章が変・・・
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たまに追加購入して読み始めちゃうんだよね。「街道がゆく」 結局、墨田区に住んでますが第一優先で住みたかった本郷を ピックアップした今回、よかったっす!!! 触発されて休日、散策してしまった。熱中症に なりながら。。
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「明治初期、お雇い外国人が住み、日本最初の大学が置かれた街。本郷は近代化を急ぐ当時の日本で、欧米文明を一手に受け入れ地方へ分ける“配電盤”の役を担った。」 見知った景色がすぐに思い浮かんで楽しく読めた。 水戸黄門から近藤重蔵、最上徳内ら江戸期に活躍した人々から、夏目漱石、森鴎外、...
「明治初期、お雇い外国人が住み、日本最初の大学が置かれた街。本郷は近代化を急ぐ当時の日本で、欧米文明を一手に受け入れ地方へ分ける“配電盤”の役を担った。」 見知った景色がすぐに思い浮かんで楽しく読めた。 水戸黄門から近藤重蔵、最上徳内ら江戸期に活躍した人々から、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉ら明治期の文豪たちまで、知らなかった偉人たちとの関わりも深い土地だということを知って、感銘を受けた。
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わたしが東京に出てきて初めて住んだ街、文京区本郷。 どこの景色もすぐ思い浮かんじゃう。 想い出いっぱいの土地の歴史や文豪たちのエピソードもあって、個人的な郷愁に襲われました。
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