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大統領のクリスマス・ツリー の商品レビュー

3.6

45件のお客様レビュー

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せつない作品です。自…

せつない作品です。自分としては鷺沢さんの死が残念でなりません。

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切ない恋愛小説を書か…

切ない恋愛小説を書かせたらこの人の右に出る人はいない。二人で見た夢をかなえていくうちにすれ違っていく心。泣いてください。

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伴侶というより、幸せ…

伴侶というより、幸せをつかみ取るためにともに戦うチームの仲間とも言えそうな夫婦の若き日の疾走ぶりが実に爽快なだけに、なぜ、別離という結論にたどり着いてしまったのか? 切なさを残す小説です。

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映画かもされた小説で…

映画かもされた小説です。切ない恋愛で登場人物をみんな応援したくなります。

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巧い作家が「浅薄でな…

巧い作家が「浅薄でない恋愛小説」を書くとこうなるのか…。居たたまれないくらいヘビーだった。この作者の常としての「前向きな余白」はあるが、舞台が米国なのでいつもの「癒しの叙情」が無いせいか。短編より深く掘り下げて書かれているだけに、心がリアルにひりひりしたし、それを更にわしづかみさ...

巧い作家が「浅薄でない恋愛小説」を書くとこうなるのか…。居たたまれないくらいヘビーだった。この作者の常としての「前向きな余白」はあるが、舞台が米国なのでいつもの「癒しの叙情」が無いせいか。短編より深く掘り下げて書かれているだけに、心がリアルにひりひりしたし、それを更にわしづかみされるような出来事が起こり…。生きていくことは本当に大変だと思い知らされる。

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治貴と香子のアメリカ…

治貴と香子のアメリカでの生活。強い絆で結ばれた二人なのに、どこかでずれはじめてしまう。。。すごく切なく胸がきゅんとする話です。

文庫OFF

 すごく切ないお話で…

 すごく切ないお話です。人は夢と愛なら どちらを選ぶべきなのでしょうか?どちらを選べは幸せになれるか分かっていたら 人生少しはラクに生きれるのに と思ってしまいました。

文庫OFF

2023/12/08

裏表紙の作品紹介文に「感涙のラストシーン!」とあるのだが、どこに感動して涙を流す要素があるのかよく分からない。主人公がちょっと自分に酔っているところがある苦手なタイプの作品。 30年近く前の小説を読んでおいてなんだが、価値観が古いと言わざるを得ない。 成長の結果としての心の強さ...

裏表紙の作品紹介文に「感涙のラストシーン!」とあるのだが、どこに感動して涙を流す要素があるのかよく分からない。主人公がちょっと自分に酔っているところがある苦手なタイプの作品。 30年近く前の小説を読んでおいてなんだが、価値観が古いと言わざるを得ない。 成長の結果としての心の強さ(こわさ)と強さ(強さ)の違いが語られるが、この小説で言う強さとは、現在の価値観から観ると弱さかも知れないなと感じた。強かさが育ってないのである。 ただし、解説で俵万智さんが指摘するように、この作品が「『あなたはあたしのクリスマス・ツリーだったのよ』という台詞をいかに切なく成立させるか」を目的として書かれたものだと仮定すると、見事につきる。 そもそもが男とドライブしている女の回想録なのであるから、自分に酔って当然なのだ。 このドライブする男女をアヌク・エーメとトランティニャンだったりカトリーヌ・ドヌーヴとジャック・デュトロンが演じていると名作となるのでしょう。 ちなみに、羽田美智子さんと別所哲也さんで映画化されているらしいです。

Posted byブクログ

2023/04/03

二人が、二人で、ずっと幸せなまま話が終わると信じたかった、、 これ読んでる時ずっとaikoの「えりあし」が頭の中で流れてた 強(つよ)い心と強(こわ)い心は違うんだよ、 傷を受けてこわばった心も丁寧に丁寧に手当てをして強い心に変えられるような人間になりたい

Posted byブクログ

2023/02/11

タイトルにもなっている「大統領のクリスマス・ツリー」そのセリフが出てくるシーンがたまらなく好きだ。どんな思いで香子を誘い、そこまで連れいていき、そのセリフを口にしたのか。それを思うだけで、胸がキュッとなる。10代で出会い、20代で結婚し、子供がうまれ、30を迎え、出会った頃のよう...

タイトルにもなっている「大統領のクリスマス・ツリー」そのセリフが出てくるシーンがたまらなく好きだ。どんな思いで香子を誘い、そこまで連れいていき、そのセリフを口にしたのか。それを思うだけで、胸がキュッとなる。10代で出会い、20代で結婚し、子供がうまれ、30を迎え、出会った頃のようながむしゃらさや、同棲していた時の必死さも、思い出に変わりつつある。香子は折にふれその変化を「布を織り上げてきた」と例える。人との関係は確かにつむぎ、おりあげるものなのかもしれない。つよい心とこわい心。何度読んでもその言葉が沁みる。

Posted byブクログ