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銀河鉄道の夜 の商品レビュー

3.9

168件のお客様レビュー

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2009/10/07

永遠の名作「銀河鉄道の夜」を筆頭に集めた短編集です。 「おきなぐさ」 うずのじゅけは、植物学ではおきなぐさと呼ばれる。この花の話です。 「双子の星」 天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星。チュンセ童子とポウセ童子の住んでる小さな水精の宮。二人の童子は、空め...

永遠の名作「銀河鉄道の夜」を筆頭に集めた短編集です。 「おきなぐさ」 うずのじゅけは、植物学ではおきなぐさと呼ばれる。この花の話です。 「双子の星」 天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星。チュンセ童子とポウセ童子の住んでる小さな水精の宮。二人の童子は、空めぐりの歌に合わせて一晩中銀笛を吹くのです。この二人の童子の話です。 「貝の火」 兎のホモイは、両親と一緒に暮らしていた。ある日ひばりの子供を助けたホモイは、お礼に「貝の火」と言う宝珠を貰う。宝珠を持った事によりホモイは、みんなから尊敬されたのだが・・・。 「よだかの星」 よだかは、醜い鳥。鳥達は、よだかを下に見ていた。ある日鷹に、名前を変えろと言われた。そして、実行しないと殺すと脅された。よだかは・・・。 「四又の百合」 ショウヘンチ(仏の十号ひとつ)様が村に明日の朝に来ると言う。王様は、城の中で出迎えるように準備をさせた。そして当日、橋の方に迎えに行く途中で百合の花を届けようと言ったのだが・・・。 「ひかりの素足」 一郎と樽夫は、父の仕事場の山に居た。学校があるので山から帰る。一緒に居た馬を引く男と離れて、家路を急ぐのだが、雪がだんだん降ってきた。そして・・・。 「十力の金剛石」 王子様と大臣の子供は、王様に内緒で金剛石を取りに行こうと山に入る。臣下に止められそうになったのだが、走って振り切ったのだ。森に入ると不思議な歌声が聞こえてきた・・・。 「銀河鉄道の夜」 ジョパンの父は、北の海に仕事に出かけていて家に居ない。病弱な母を看病しながら仕事をしていた。牛乳を取りに街に出ると、街は銀河祭で綺麗に彩られていた。途中、学校の友達に会う。友達達は、祭りに参加するがジョパンには、参加出来ない。ジョパンには、牧場の裏の丘を登り身を投げ出し夜空を見上げる。どこからか「ギンガステーション」と声が聞こえて来た。いつの間にか軽便鉄道に揺られていた。その車窓からは、天の川の草原が広がっていた・・・・。 星の話や動物達の話をちりばめた短編小説です。 ん〜やっぱり語学力の無い俺は、ちょっと読みずらいです。 でも、宮沢賢治の世界の美しさ悲しさとかは、伝わってきました 「銀河鉄道の夜」は、CGの効果もあり上手く想像が出来ましたよ 宮沢賢治の良さが解ったような気がします。(今さらですが・・・) たまには、こういうのもいいよね

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2009/10/07

世界観がすごくすき。なんか冬が似合うよね。 特に「よだかの星」というお話がすきです。 だいぶ前に読んだので、20歳になったことだしもう一回読み直そうかな。

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2010/06/10

「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」(銀河鉄道の夜)

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2009/10/04

十力の金剛石めあてで購入。 宮沢賢治は旧仮名遣いで読んでいたので直されているのを読むと違和感がある。

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2009/10/04

角川文庫はもう少し表紙に気を配るべきではないだろうか。「よだかの星」「銀河鉄道の夜」がお気に入り。「銀河鉄道の夜」を読んでから「半分の月がのぼる空」を読むとちょっと面白く感じる。

Posted byブクログ

2009/10/07

銀河のこの描写! 理性じゃない、宮沢賢治の中の世界からくるこの感性! 魔法みたいな世界、魔法のような言葉! かなしさや、ほっとする安心や、感動。 神様が作った物語のようです。

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2009/10/04

ご存知宮沢賢治の名著。中身はいくつかの短編集になっていて、その多くに唯心論なる考え方を提示してきている。 そのため読んでて、話の飛躍度になかなかついていけないところが多々あった。

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2010/09/22

080412(n 080419) 080412(m 080419) 100817(a 100831)

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2009/10/04

最後のジョバンニとカムパネルラのやりとりが凄い印象的でした。未完成ということでの読みにくさがあり、一度読んだだけではきっとすべて理解するのは無理だろうと思いまんが版を帰り道に買いました。2007.11.20

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2009/10/07

2007年03月25日 途中で放棄した中学の時の課題図書に再挑戦してみました。  地の文で用いられる「です・ます」調に慣れるにはちょっと時間がかかりましたが、一つ驚いたことは今回読んだ短編の中で一番心に残った作品が、中学時代に読んだという確かな記憶が唯一残っているものと一致し...

2007年03月25日 途中で放棄した中学の時の課題図書に再挑戦してみました。  地の文で用いられる「です・ます」調に慣れるにはちょっと時間がかかりましたが、一つ驚いたことは今回読んだ短編の中で一番心に残った作品が、中学時代に読んだという確かな記憶が唯一残っているものと一致したことです。その作品とは「よだかの星」です。現実からの逃避行ではなく、現実を超越した昇天の様が十四、五歳の私にも二十歳の今の私にも響いてくるものがあることはどうしてなのだろう、と思いました。  当書に収められた作品の多くは、日常・事件・事件の影響、といったとてもシンプルでわかりやすい構造で成り立っていたように思います。ある程度先が予測できてしまう作品から何を読み取ろう。一先ず読み終えることが第一目標だったので、それは何とか達成しましたが、いまひとつ何も掴めないままでした。平易だから難解なのか、難解だか平易なのかわかりませんが、もう少し時間をおいてから再度読んでみたらどうか、と思った本でした。

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