イスラームに何がおきているか の商品レビュー
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1996年刊。 地理的・歴史的にも広範なイスラムに関し、日本のイスラム関連研究者の多くの手になるテーマ書。叙述は短いが、広範な領域を一瞥するのには有益である。 ●脅威か、共存か?「第3項」からの問い ●パクス・イスラミカから現代世界へ ●日常生活の中のイスラム復興 ●反体制と体制のはざまで アルジェリアとモロッコ ●ムスリム同胞団と新世代エリート エジプトの復興運動 ●イスラーム革命と民衆文化 イラン政治変動 ●信仰・部族・近代化 サウジアラビアのジレンマ ●アラブ民族主義とイスラームの相克 イラクの宗派関係 ●中央アジアのイスラーム再生 ペレストロイカからタジク内戦 ●マルチ・エスニック国家マレーシアの選択 ダワワ運動の盛衰 ●草の根型変革の息吹 インドネシアの結婚離婚相談所 ●辺境マイノリティの覚醒、フィリピン・イスラーム政党の挑戦 ●「イスラーム問題」の神話と現実 ヨーロッパの新ラシスム ●国際紛争とイスラーム連帯 アフガン、ボスニア、そしてチェチェン ●スンナ派中道潮流の理念と戦略 など
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