コバンザメのぼうけん の商品レビュー
いつも仲良くいっしょにすごしているクジラから、「もっと、世間を知らなくちゃあ!」と言われ、コバンザメは、「世間探しの旅」に出かけました。 広い海でいろんな魚たちの意見をきいて、コバンザメはどんなふうに変わってゆくのかな。
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なかよしのクジラに、もっと「せけん」を知らなくちゃと言われたコバンザメは、クジラから離れて、広い広い海の向こうへと「せけん」をさがしにいった。 幼稚園児が園から借りてきた絵本で、ちびっ子には少し難しい内容かなと思いましたが、じっくりと聞いていました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
5歳娘に寝る前に読んであげるには少し長いのですが、とってもかわいくて心がほっこりするストーリーです。コバンザメはある日、くじらくんに、もっと「せけん」を知らなくちゃ、と一晩だけ旅に出ることをすすめられる。「せけん」ってなに?というやりとりが、とてもかわいいです。 「せけん」なんて概念的なもの、幼児にはわかりにくいけど、それをあえて抽象的に(説明的ではなく)物語で表現して「そっかー、こういうのが”せけん”かー」と、なんとなく分かったつもりになれるのがいいです。なんか、小さい子も勇気を持てる感じがします。 旅にでたコバンザメは、タツノオトシゴとか、たことか、トビウオとかに出会って、文字通り”せけん”を知る。早く泳げることがカッコイイと思っていたけど、それだけじゃない他の価値観もあることも知る。「せけんをしる」というのは、いろんな出会いをしていろんなものをを見るだけでなく、そういう自分とは違う価値観を知る、っていうことでもあるんだな。深い~。
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もうすぐ夏本番なので、海の生き物がたくさん出てくるこの本を選びました。 一見小さな子どもに読み聞かせる絵本のようですが、合間合間に深い言葉があります。六年生にも響く言葉があったかもしれません(^ ^)
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「せけん」を探しにいくコバンザメ。 視野を広げることの大切さ。素直でかわいい。「せけん」を知ってもまだ子どもらしさが残っていて、それも可愛い。 結構内容の深い話。絵もかわいい。
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ひとりでねてもさびしくない、というようになれば、いちにんまえだ。 「いちにんまえは、さびしいね」 「さびしいというやつをいっぱいもっていて、それで、すこしも、さびしそうなかおをしないやつが、ほんものさ」
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「せけん」を知ることは大切 でも「せけん」をみても 自分の内を見られなければ意味がない 深くて優しいお話です
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コバンザメは、クジラと友達。 でもクジラから「もっと世間を知らなくっちゃ」と言われ、大海原へ冒険へでます。 途中で、タツノオトシゴやタコなど多くの魚たちと出会います。 かれらと話すうち、コバンザメは、新しいことを知り、友達もできました。 クジラとの約束は、一人で夜を過ごすこと...
コバンザメは、クジラと友達。 でもクジラから「もっと世間を知らなくっちゃ」と言われ、大海原へ冒険へでます。 途中で、タツノオトシゴやタコなど多くの魚たちと出会います。 かれらと話すうち、コバンザメは、新しいことを知り、友達もできました。 クジラとの約束は、一人で夜を過ごすこと。 それが出来れば一人前だ、と。 絵も素晴らしいです。 それぞれの生き物が持つ特徴をよく捉えていて、海の中を一緒に泳いでいるような気分になりますよ。 クジラのゆったりしたしゃべり方、コバンザメを想う気持ちとかね。 井の中の蛙にならないように。
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村上康成さんの絵が好きで、いろいろ集めた中の一冊。いつもクジラにくっついているコバンザメに向かってクジラは言う。「もっと世間をしらなくちゃ」この世間というのは友達のことだけれど、言われたコバンザメは一人、世間を知るために冒険に出るというお話。普通水中シーンは青系統の色を使ってしま...
村上康成さんの絵が好きで、いろいろ集めた中の一冊。いつもクジラにくっついているコバンザメに向かってクジラは言う。「もっと世間をしらなくちゃ」この世間というのは友達のことだけれど、言われたコバンザメは一人、世間を知るために冒険に出るというお話。普通水中シーンは青系統の色を使ってしまい勝ちですが、この本では水中は白色のまま。水中との空との海面だけが青く輝いていて、水中で暮らしている魚の目で見ている空気感(違うか)がすばらしく、構図も魅力的です。マンボウとクラゲのページはフレームに入れて壁に飾っておきたいくらい。(むむ、本当にそうしようかな)フィリピンのとある島のビーチでシュノーケリングをすると50cmくらいのコバンザメの群れに取り巻かれる。間近で見るとコバンザメは結構迫力があってコワイ。彼らは世間を知っていた・・・
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