同級生 の商品レビュー
微妙。 設定が好きになれないからかも知れないが、微妙。 面白いし、サクサク読めるが、微妙。 なんかハッピーエンドっぽいけれど、え?本当にそれでいいの?みたいな感じの読後感。 微妙。
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久しぶりに読んだ(?)面白い東野作品。一気に読めた感じ。自分の妹はある電機メーカーの工場による汚染が原因で病気であり、そしてその会社の社長の娘と付き合っていた主人公と、その後に付き合ったが事故で無くなった彼女。様々な登場人物が微妙に絡みあって、謎解きにつながる感じが東の作品っぽい。 なかなか面白かったので★4つ!
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放課後に続く著者2作目の学園ミステリー作品。後書きに著者が書かれている様に学校における教師を嫌っている事が充分に分かる作品。最後に謎解きされる御崎藤江の死で表現しようとしたことが悲しく思う。
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・・・なんかこの話を読むと、学校って社会の中で管理される一番嫌な部分をもろに見せつけられたような気がして、読んでいてキツかった(--;。 私は学校が嫌いだった、楽しいことなどほとんどない場所だった。 先生もクラスメイトの大部分も、ただの広い個室に一緒に閉じ込められた他人でしかなか...
・・・なんかこの話を読むと、学校って社会の中で管理される一番嫌な部分をもろに見せつけられたような気がして、読んでいてキツかった(--;。 私は学校が嫌いだった、楽しいことなどほとんどない場所だった。 先生もクラスメイトの大部分も、ただの広い個室に一緒に閉じ込められた他人でしかなかったし、頼るとか相談するとか、そんな気にはさらさらなれなかった昔を思い出す。 物語の主人公は、頭から押さえ込もうとする学校教師や理不尽なことを追求しない自分の肉親に不満と怒りを持ち、真っ向から大人にぶつかってゆく人間だった。 そんな主人公を私は凄いと思う。 (勿論小説の中のような、潔く勇気ある行動なんて自分にはとてもできない。) だが、一見立派で潔く見える彼の行動も、よくよく彼の心理を掘り下げてみるとそれだけではない、隠された弱さ(理由)があって そこまで抉り出して描くところがやっぱり東野圭吾だな、と思う。 高校生とは思えない、大人顔負けの推理と行動をする主人公に舌を巻くことばかりだが、唯一彼が大好きな野球にこだわっていたところに、高校生「らしさ」があって それに救われる。
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東野さんの本は話としてはすごく面白いしどんどん読んじゃうんだけどなんか心が動かされるものがないようなそんな感じ
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プロローグからして、思わせぶり。 きっと、何かあるんだなぁ、と思っていましたが、その理由は結構意外でした。 まぁ、主人公が高校生なので、復讐といっても殺人とかそういうことではないと思ってましたがね。 小説全体から感じられるのは、大人に対する敵意?というか、不満というか。 自分ではまだどうにも出来ないという、もどかしさ。 彼が犯人とは最初から思ってませんでしたが、高校生とはいえ子供相手にソコまでするのか?女は恐いってとこですかね。 やっぱり亡くなった彼女が一番可哀想だなぁ・・・
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東野さんの「初期の」作品なので、ちょっと物足りない。でもラブストーリーもいっぺんに楽しんでる感じは お得?
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高校が舞台の東野作品第二段です。 この人が描く「学園ミステリー」、一読の価値ありだと思います。 話の流れはもちろんきちんとしていなければミステリーとして成り立ちませんが、それ以上に「学校」の雰囲気が伝わってくる文面です。 美化することもなくチージーになることもなくみんな(少なくと...
高校が舞台の東野作品第二段です。 この人が描く「学園ミステリー」、一読の価値ありだと思います。 話の流れはもちろんきちんとしていなければミステリーとして成り立ちませんが、それ以上に「学校」の雰囲気が伝わってくる文面です。 美化することもなくチージーになることもなくみんな(少なくとも自分は)経験する「学校観」がきちんと出てます。 今回の主役は野球部キャプテン。ちょっともて過ぎなのがフィクションっぽいですが、よしとします。 彼の彼女(?)が交通事故でなくなってから話が展開します。 彼女の妊娠騒ぎから始まり、教師が殺害(?)されて、訳アリ彼女まで危機にさらされます。 主人公のもて男君真相解明に奮闘しますがことごとく刑事に先を越されます(笑) こういうシュールなところも好感が持てますね、作品に。 ちなみにネタばれですが3つも事件がおきて「凶悪殺人事件だな~」なんて思いますが、実は殺人は一つもありません。 だまされちゃうくらい描き方がうまいって事ですね。
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本当の事件が見えてくるのに、とっても時間がかかった気がする話でした。長い話なのに、後ろのほうで、タタタッって感じを受けました。んん~なんだか、不完全燃焼です。
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東野圭吾はだいたい読んだが、なぜか初期の作品でこれだけ残っていた。学園ミステリーというカテゴリーで敬遠したわけではないのだが、15年前の作品を今頃手に取る。 ああ、こういう先生いたなあと言うのが感想。作品に感心よりも生徒指導の先生が思い出された。きちんと伏線も張り巡らされており、なかなかうまくは出来ていたと思うのだが、印象に深く残ると言うほどではなかった。あとがきが付けられていたのが、一番印象的としたらさすがに失礼か。申し訳ないが、謎の提示よりもトピックが唐突に出てくる感じがしてしまい、作りが荒い感じがする。作者にとってターニングポイント的作品らしいが、いい方へこの後ターンしたことをファンの一人として喜ぶべきだろう。
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