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天使の耳 の商品レビュー

3.5

316件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    119

  3. 3つ

    140

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

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2011/05/19

単行本では「交通警察の夜」というタイトルで、その名の通り交通事故にまつわる短編集です。 信号無視や路上駐車、ポイ捨てなど、殺人よりも身近なテーマは、車を運転する人にぜひ読んでいただきたいです。 読み終わりはどれもスッキリしないものの、少々ブラックが効いているので怖くて良かったです...

単行本では「交通警察の夜」というタイトルで、その名の通り交通事故にまつわる短編集です。 信号無視や路上駐車、ポイ捨てなど、殺人よりも身近なテーマは、車を運転する人にぜひ読んでいただきたいです。 読み終わりはどれもスッキリしないものの、少々ブラックが効いているので怖くて良かったです。 「世にも奇妙な物語」の交通事故関連を集めてきた感じ。 『同級生』の山崎洋子さんの解説もおもしろかったです。

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2011/05/17
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日常の何気ない行動が、もしかしたら事故の原因になってるかもしれないと思わせる作品。 短編じゃなくてじっくり読みたい物があったかな~?!

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2011/05/15
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2011-010 東野圭吾の短篇集。 交通事故にまつわる話がまとまっている。 書かれたのは1990年前後なので、時代背景が古くて、 なんかそれがかえってよかった(笑)

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2011/04/25
  • ネタバレ

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≪内容覚書≫ 交通事故に関する短編集。 『天使の耳』 交差点事故。運転手が死亡した車に同乗していたのは盲目の少女だった。両者が信号は青だったと主張するが、果たして盲目の少女の証言は認められるのか? 『分離帯』 深夜に不自然に分離帯にぶつかったトラック。後続車が路上駐車していた車が発進したのを見ていた。路上駐車していた車の運転手に罪を問えるのか。 『危険な若葉』 煽り運転による事故。初心者マークの車を煽って事故を起こさせてしまった男。慌てて様子を確認に行くと、被害者は生きており、こちらを見て何か言ったようだった。しかし、男は、そのまま立ち去る。男の運命はいかに? 『通りゃんせ』 路上駐車していた車に傷がついていた。泣き寝入りするしかない状の中、一人の男が犯行を名乗り出た。男はただの善人なのか。 『捨てないで』 高速道路走行中に投げ捨てられた空き缶によって失明した婚約者。犯人を追って二人は探索を進める。手元にあるのは、失明の原因となった空き缶だけ。この空き缶は役に立つのだろうか。 『鏡の中で』 交差点での不自然な事故。運転手は罪を認めているものの、証言も現場も目撃情報も不自然。運転手は何を隠しているのか。 ≪感想≫ そっちにもっていくのか、というブラックな感じの終わらせ方が、 東野圭吾らしいと言えばらしい作品集。 短編であるため、ご都合主義的な面は否めないが、十分に楽しめた。 また、車を運転する者としては、マナーに気をつけようと思わされる。 個人的には、『分離帯』の捨て身の女の潔さにときめいた。 法律はいったい何を守るためのものなのか。

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2011/04/22

車を運転する人にとっては是非とも読んで欲しい作品ですね。 今後より一層慎重に運転を心がけたいときっかけになった。 短編集の中で一番印象的だったのが「天使の耳」。 結末がゾッとしていかにも東野さんらしい締め括りでした。

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2011/03/31

「日本が本当に豊かな国になったんなら、真っ先に俺たちが暇になるはずなんだ。ところが事件も事故も一向になくならない」「モノはあってもゆとりはなし、ですか」 作中で語られる交通課の刑事さんたちの会話だ。交通事故がモチーフとなった短編集である本書は、誰もが遭遇しそうな交通事故が描かれて...

「日本が本当に豊かな国になったんなら、真っ先に俺たちが暇になるはずなんだ。ところが事件も事故も一向になくならない」「モノはあってもゆとりはなし、ですか」 作中で語られる交通課の刑事さんたちの会話だ。交通事故がモチーフとなった短編集である本書は、誰もが遭遇しそうな交通事故が描かれている。 信号無視、ハンドルを切り損ねての横転事故、後ろから煽られた初心者の事故、路上駐車、車からの投げ捨てによる事故、等々、 ありふれた、と言うのはいけないのだろうが特に珍しくもない事故が並んでいる。 罪に問われるものがいれば、罪に問われないものがいて、それぞれの事故の顛末とともに関係者の人間模様が浮かび上がっていく。 事件の解決ではなく、日常何気なくやってしまうことが気がつくととんでもない結果を招いてしまっていることへの恐怖や、 思いもかけない結末になんとも言えない気持ちになる。(2001-10-17) [天使の耳] 真夜中の交差点。信号無視をしたのは果たしてどちらか。亡くなったドライバの車に同乗していたのは耳の不自由な妹だった。彼女の奇跡の耳が解明したのは・・・。 収録作品 [天使の耳] [分離帯] [危険な若葉] [通りゃんせ] [捨てないで] [鏡の中で]

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2011/03/10

交通事故をテーマにしたミステリー連作。 一般庶民である僕らにとって、一番身近に感じる『事件』といえば、ひき逃げであったり、死亡事故であったりとかの、いわゆる交通事故関連のものであると思う。しかし、ミステリー小説においてこの交通事故がテーマになるものというのはあまり無いということに...

交通事故をテーマにしたミステリー連作。 一般庶民である僕らにとって、一番身近に感じる『事件』といえば、ひき逃げであったり、死亡事故であったりとかの、いわゆる交通事故関連のものであると思う。しかし、ミステリー小説においてこの交通事故がテーマになるものというのはあまり無いということに本書を通じて気付かされた。 だからこそ、この連作はどこか身近で、明日は我が身というような怖さがある。どれも短いながら起承転結がハッキリとしててとても読みやすかった。

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2011/02/22

交通事故に関する短篇集。 ショートショートほどの衝撃もなければ、 特に感動もなく、印象にのこらなかった。

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2011/02/19

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か。死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべき方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリ...

深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か。死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべき方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリー。

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2011/02/10

規則だらけは窮屈で時にはその規則によって傷つく人もいる。交通規則を色んな人の始点から見ることのできる短編集。

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