ダルマの民俗学 の商品レビュー
はじめての陰陽五行◆達磨大師とダルマ◆ダルマのある風景◆ダルマはなぜ赤い◆ダルマさんが転んだ◆ダルマさん、にらめっこしましょ◆ダルマさん笑っちゃだめよ◆ダルマさんの仲間
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日本各地、あるいは世界中の?達磨に関する伝説や信仰、表象が渉猟されている本なのかなあ、と思って読み始めた。 そういう要素もあるのだが、陰陽五行思想の解説が半分を占める。 ダルマがなぜ正月の縁起物になるのか。 こんなことが、五行を関わらせると見えてくる。 ダルマは火の色である赤で...
日本各地、あるいは世界中の?達磨に関する伝説や信仰、表象が渉猟されている本なのかなあ、と思って読み始めた。 そういう要素もあるのだが、陰陽五行思想の解説が半分を占める。 ダルマがなぜ正月の縁起物になるのか。 こんなことが、五行を関わらせると見えてくる。 ダルマは火の色である赤で塗られている。 ぎょろりとした目は、「五事」のうち、「視」の形象で、これは五行の「火」に重ねられる。 「木」の季節である春に、「金」気を滅する「火」を配置することで扶けるという理屈なのだそうだ。 正月の宮中行事、白馬節会も、同様に解釈できるという。 白は金、馬は火だそうで、「火剋金」を内在するため、呪物になるのだそうだ。 目から鱗の感覚だった。
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インドの達磨大師から日本のだるま人形から横丁のだるまさんが転んだまでを陰陽五行から読み解く。私たちの歳時や生活の深層のひだのひだの中に染み入る中国古代哲学の足跡を追う。面白い!
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最初は陰陽五行の話ばかりで、それはそれで面白いんだけど達磨はどこ行っちゃった?おーい?と思っていたら、中盤以降、ダルマがなぜあのような姿・扱い方になっていったのかが、その陰陽五行の思想を駆使した推論を用いて述べられており、本格推理小説ばりの知的興奮を与えてくれる。 民俗学ってミス...
最初は陰陽五行の話ばかりで、それはそれで面白いんだけど達磨はどこ行っちゃった?おーい?と思っていたら、中盤以降、ダルマがなぜあのような姿・扱い方になっていったのかが、その陰陽五行の思想を駆使した推論を用いて述べられており、本格推理小説ばりの知的興奮を与えてくれる。 民俗学ってミステリ的だなあ、という意を強くした。ちょっとまあ、無駄な記述も多い印象なのが玉にキズ。
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中野美代子先生の「西遊記」訳注、「西遊記―トリック・ワールド探訪」、「西遊記の秘密―タオと煉丹術のシンボリズム 」などを読みかじり、陰陽五行について知りたくなったため購入。 後半こじつけっぽいところもありましたが、取り上げている「ダルマ」が馴染み深いものとあって、楽しく読み進め...
中野美代子先生の「西遊記」訳注、「西遊記―トリック・ワールド探訪」、「西遊記の秘密―タオと煉丹術のシンボリズム 」などを読みかじり、陰陽五行について知りたくなったため購入。 後半こじつけっぽいところもありましたが、取り上げている「ダルマ」が馴染み深いものとあって、楽しく読み進めることができました。 易や五行の法則を使って、昔の人々が祭りや行事をどう組み立ててきたか、もっと知りたくなりました。
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[ 内容 ] 固く結ばれた口、二つの巨大な目…。 赤いダルマは縁起物として正月の市で売られ、選挙事務所にもおかれている。 なぜ、これほどまで人びとのなかに生き続けているのか。 各地のダルマ信仰を紹介しつつ、先人たちが生活のよりどころとしていた陰陽五行の世界観により、その謎を探る。...
[ 内容 ] 固く結ばれた口、二つの巨大な目…。 赤いダルマは縁起物として正月の市で売られ、選挙事務所にもおかれている。 なぜ、これほどまで人びとのなかに生き続けているのか。 各地のダルマ信仰を紹介しつつ、先人たちが生活のよりどころとしていた陰陽五行の世界観により、その謎を探る。 身近なモノを通して易・五行の世界へ誘うユニークな書。 [ 目次 ] はじめての陰陽五行 達磨大師とダルマ ダルマのある風景 ダルマはなぜ赤い ダルマさんが転んだ ダルマさん、にらめっこしましょ ダルマさん笑っちゃだめよ ダルマさんの仲間 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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