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密造人の娘 の商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2016/01/25

図書館で。最近新装版が出た、とかで平積みにされているのを本屋で見かけたので借りてみました。新装版は新訳になったのでしょうか?というのもちょっと訳が固くてわかりにくかったり読みにくい所があったような気がするので。 アメリカの判事選挙とかなじみがないのでワカラン、というのもあります...

図書館で。最近新装版が出た、とかで平積みにされているのを本屋で見かけたので借りてみました。新装版は新訳になったのでしょうか?というのもちょっと訳が固くてわかりにくかったり読みにくい所があったような気がするので。 アメリカの判事選挙とかなじみがないのでワカラン、というのもありますが一般人が無理なく人々に話を聞いて歩くという意味ではそう言う方法もアリなのかな、と思ったり。豚の丸焼きとコールスローかぁ… おいしそう。そして閉鎖的な南部の体質とか読んでいてそうなのか、と思うことも色々ありました。面白かったので機会があればまた借りてみようかな、と思いました。

Posted byブクログ

2012/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカの現状を理解できないと、読み進むのが辛いかもしれません。 民主党と共和党を中心にした政治の選挙制度。 陪審員や判事などの法律に関する制度。 アルコールや麻薬などに対する取締りの変遷。 白人、黒人など、原住民でない人達の割合が高い土地柄。 女性と男性の平等性と、単一性同好者。 弁護士としての主人公が、さまざまな社会の軋轢の中で、 判事の推薦選挙のかたわらで、同時進行的に、殺人事件の犯人に迫っていく。 アメリカの現状を理解したいと思わないと面白くないかもしれない。 アメリカの現状を理解しようと思うと、少なくとも上記の5つが読み取れた。 途中の伏線は、割と読み取りやすいものだったので、大どんでん返しという感じではなかった。

Posted byブクログ

2011/03/12

1993年MWA最優秀長篇賞受賞作。 禁酒法の時代の大物の一人を父に持つ娘。 自然豊かな南部で生きるヒロインが感じよく、さわやか。

Posted byブクログ

2010/08/15

18年前、アメリカ南部の製粉小屋で腐乱死体と生後まもない子供が見つかった。地方裁判所判事に立候補した弁護士のデボラ・ノットは、迷宮入りとなっていたその事件の真相を探ってほしいと依頼された。 34歳独身女性、当時州東部最大の密造酒屋であった父親を持つデボラ。なかなかいいキャラクタ...

18年前、アメリカ南部の製粉小屋で腐乱死体と生後まもない子供が見つかった。地方裁判所判事に立候補した弁護士のデボラ・ノットは、迷宮入りとなっていたその事件の真相を探ってほしいと依頼された。 34歳独身女性、当時州東部最大の密造酒屋であった父親を持つデボラ。なかなかいいキャラクターだった。父と娘のつかず離れずの関係も良かったし。近所中が知り合いというアメリカ南部の郡の様子がうまく描かれていた。ただ少しゲイやレズの登場が多かったかな。それに登場人物も多かったし、みんながみんな離婚してばっかり。主人公のロマンスがあんまりないのが少し寂しい。

Posted byブクログ

2011/08/09

地方裁判所の判事に立候補した弁護士デボラは、ベビーシッターをしていた娘から迷宮入りになっている母親の殺人事件の調査を依頼される。 選挙運動の合間を縫って調査するデボラ。そして新たな殺人が起こる。 一見ミステリのようで、実はそうではなくて。それに気づくのに時間がかかったのは、訳文...

地方裁判所の判事に立候補した弁護士デボラは、ベビーシッターをしていた娘から迷宮入りになっている母親の殺人事件の調査を依頼される。 選挙運動の合間を縫って調査するデボラ。そして新たな殺人が起こる。 一見ミステリのようで、実はそうではなくて。それに気づくのに時間がかかったのは、訳文が回りくどくて自分には読みにくいタイプだったからか。 事件はなかなか起こらず、そして進まず。ミステリよりも選挙活動、そして南部の人々の社交術に描写が割かれている。 それはそれで面白かったけれど、そういう部分は事件に絡めて貰わないと話としてまとまりがないように感じてしまう。 主人公は行動力があり、信念を持っている自立した女性として描かれているけれど、隙がなさすぎてとっつき難い。 密造人だった父親との関係に悩む様なところがあれば親近感ももてたのかな? シリーズ1作にしてもちょっとあんまりだった。

Posted byブクログ

2009/10/04

まず好感が持てたのは、男家族の中の女の子ということでヒロインがとても気風がいいというところ。そして目覚めべくして正義に目覚め、判事に候補するところなど、読者を引きつける魅力があります。そんな彼女の目の上のコブが・・・地元の名士であるとともに密造人だったという父親。寡黙な人なんです...

まず好感が持てたのは、男家族の中の女の子ということでヒロインがとても気風がいいというところ。そして目覚めべくして正義に目覚め、判事に候補するところなど、読者を引きつける魅力があります。そんな彼女の目の上のコブが・・・地元の名士であるとともに密造人だったという父親。寡黙な人なんですけど、ちょっとミステリアス。彼女は弁護士という職業を選ぶほど正義感強い女性であって、そんな父親と反目しているような状態です。だけどやっぱり親ですからね〜。さて、本書は立候補選挙運動のことやら興味深いことも描いてあり、中間、ちょっと中弛みがあるものの、後半は一気に読ませます。事件の結末もワクワクな上に、果たして判事になれるのか?! たくさんの賞を受賞したのにもうなずける力作です。シリーズ第1弾なそうで・・・読まなきゃ〜〜ぁ。

Posted byブクログ