陽炎の旗 の商品レビュー
前作「武王の門」の続…
前作「武王の門」の続編。南北朝の統一を夢見る男たちと全てを支配しようとする足利義満の戦い。
文庫OFF
武王の門の続編。足利頼冬なる直義の嫡男を登場させ、前征西将軍宮懷良親王の一子都竹月王丸やその子竜王丸など、歴史的には陽炎というべき登場人物が駆け巡る。
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武王の門の続編らしい。 もっと九州の話がメインとなるかと思っていたら、そういうわけでもなく、足利義満を少し懲らしめてやろう的な感じで少し拍子抜け。 来海という面白そうな設定のキャラも出てきていたが、絡め方が物足りない。 それと月王丸が、圧倒的存在感すぎて、ちょっと興ざめ。そんなス...
武王の門の続編らしい。 もっと九州の話がメインとなるかと思っていたら、そういうわけでもなく、足利義満を少し懲らしめてやろう的な感じで少し拍子抜け。 来海という面白そうな設定のキャラも出てきていたが、絡め方が物足りない。 それと月王丸が、圧倒的存在感すぎて、ちょっと興ざめ。そんなスーパーな存在にしなくても…。
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- ネタバレ
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武王の門の続き。懐良親王の子供と孫が南北朝統一のために足利義満に迫る話。面白かったが、もっと複雑で長い話の方が良かった。あっと言う間に読んでしまった。
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『武王の門』の続編って事で期待したがチョット肩透かし。多分、読書中はハラハラしてたんやと思うけど、結果として月王丸の力が凄すぎて呆気なかった気がする。菊池や征政府は作中で現状を少し触れられるだけで登場は無いのも寂しかった。 来海頼冬の部分だけに絞れば、昔のテレビ時代劇みたいで好き...
『武王の門』の続編って事で期待したがチョット肩透かし。多分、読書中はハラハラしてたんやと思うけど、結果として月王丸の力が凄すぎて呆気なかった気がする。菊池や征政府は作中で現状を少し触れられるだけで登場は無いのも寂しかった。 来海頼冬の部分だけに絞れば、昔のテレビ時代劇みたいで好き。
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「武王の門」の続編、というか後日談。まあ、書かなくてもよかったのではという気がする。設定とか登場人物はいい味を出しているが、「武王の門」の印象が強くて、味が薄い感じ。
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フリーマーケットで購入。 1995年の作品。 水滸伝、陽令伝の構想はすでにあったんだなぁと思う。 要素としてはほとんど同じ。
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う〜ん、イマイチ。来海頼冬という虚構の人物を創った為、リアリティに欠けたのかも。武王の門の続編は書くべきではなかったね。
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『武王の門』の後日談を、ちょっとひねった視点から描いた作品。 主人公来海頼冬(足利直冬の庶子)の人物像のせいもあって、作品の雰囲気や味わいはずいぶん違います。懐良親王を勇猛果敢でありながら心優しい仁者、武光を熱くまっすぐで激しい気性の武人とするならば、頼冬は…なんていうか…冷...
『武王の門』の後日談を、ちょっとひねった視点から描いた作品。 主人公来海頼冬(足利直冬の庶子)の人物像のせいもあって、作品の雰囲気や味わいはずいぶん違います。懐良親王を勇猛果敢でありながら心優しい仁者、武光を熱くまっすぐで激しい気性の武人とするならば、頼冬は…なんていうか…冷たくニヒルな美男で凄腕の剣客って感じです。 あと、主な舞台が海になるのも大きいですね。『武王の門』でも海は重要な役割を負っていたけれど、この作品はクライマックス含め重要なシーンが海上で起こる。 主人公たちの世代が三代目というのもポイントだと感じます。頼冬と三代将軍義満はどちらも尊氏の孫で、竜王丸は懐良親王の孫。『道誉なり』だったか、義満は尊氏などと違って生まれながらの将軍になるという話がありました。一代目ががむしゃらに築き上げ、二代目が受け継ぎ発展させたものを、それからどうしていくのか決めるのが三代目の役割ということかなと思います。同時に、それまでの世代がなしてきたことの重みがよくも悪くものしかかってくるのも三代目だなあと。征西府の二代目は、妙にどっしり落ち着いちゃってましたけどね…月王丸もきかん気の強い若君だったのになあ。ちょっと感慨を覚えます。 失われたものは返ってこないし、歴史が大きく変わるわけではないけれど、希望の残るエンディングでよかったです。今川仲秋が得たささやかな幸せがなんだか心に残りました。
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2011年04月 06/022 武王の門の続編。 海、漢(おとこ)、国など熱いキーワードがもりだくさん。歴史ハードボイルドたまりません。でも、個人的には武王の門の方がスキ。
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