東京酒場漂流記 の商品レビュー
これぞ名著!もはや時…
これぞ名著!もはや時間のずれによる情報価値は下がったかもしれないが読み物として十分時代を越えて通用する。著者の人柄、筆力だろう。
文庫OFF
なぎらさん好みの酒場エッセイ。なぎら氏一人またはイラストレータの栗山さんとの探訪記であったり、著者の独白調であったりとバリエーションに富む文体。「もんじゃ焼きとは、これなんじゃ」が一番好きだ。台風で仕入れに行けなかった「末廣」のおばあちゃんとの会話が哀愁を帯びている。著者の歌『下...
なぎらさん好みの酒場エッセイ。なぎら氏一人またはイラストレータの栗山さんとの探訪記であったり、著者の独白調であったりとバリエーションに富む文体。「もんじゃ焼きとは、これなんじゃ」が一番好きだ。台風で仕入れに行けなかった「末廣」のおばあちゃんとの会話が哀愁を帯びている。著者の歌『下町(まち)』が脳内で流れ出した。
Posted by
いわゆる酒場紹介よりも、より人情エッセイ寄り。ところどころホロリとさせるような場面もありおもしろかった。
Posted by
この本の元が既に30年ほど前のようなのでバブルぐらいでしょうか。今でこそ見直されている昭和の酒場(この頃はまだ昭和だったが)ですが好景気に沸いているときなんてきっと新しいものが持てはやされる時代で、古いものが駆逐されていた時期ではないかと そんな華やかな時代に味のある飲み屋を巡り...
この本の元が既に30年ほど前のようなのでバブルぐらいでしょうか。今でこそ見直されている昭和の酒場(この頃はまだ昭和だったが)ですが好景気に沸いているときなんてきっと新しいものが持てはやされる時代で、古いものが駆逐されていた時期ではないかと そんな華やかな時代に味のある飲み屋を巡り歩いた記録で、読むとふらりと自分も飲みに行きたくなる事必定ですが、残念ながら殆どないのではないかと思われます。今も古いいい飲み屋さんはたくさんあるのでしょうから、無くなる前に行ってみたいなあ・・・。
Posted by
飲兵衛の友達を見送りに、午前10時、駅の飲み屋に集合し、電車時間まで二人で飲んでいた時に借りた本。 読むと飲みに行きたくなってたまらなくなる、危険な1冊。
Posted by
なぎら健壱は意外と歌う声がかわいいんだよね。 町を飲み歩く雰囲気を楽しめる本でした。 昔あんなばかやったなー!
Posted by
浅田次郎のような軽妙な文書。 ただ下ネタが多いのがどうかと。 安くて美味しい下町の飲み屋が続々登場する。
Posted by
読んでいると、ここちよい心もちになってきます。 シラフとほろ酔いのはざまを漂うような文体にこちらも酔わされます。
Posted by
筆者の、なぎら健壱はフォークソング歌手であるけれども、彼の歌はほとんど記憶にない。これも記憶が曖昧だけれども、「悲惨なたたかい」というコミカルな歌がはやったような、そんなことくらいしか覚えていない。一方、彼はセイヤングだかオールナイト日本だか(今もやっているのだろうか)のパーソナ...
筆者の、なぎら健壱はフォークソング歌手であるけれども、彼の歌はほとんど記憶にない。これも記憶が曖昧だけれども、「悲惨なたたかい」というコミカルな歌がはやったような、そんなことくらいしか覚えていない。一方、彼はセイヤングだかオールナイト日本だか(今もやっているのだろうか)のパーソナリティをやっていて、しゃべりが達者な人だな、と思っていた記憶がある。文章もうまい。いや、文章がうまいかどうか、というよりも、ラジオのパーソナリティをやっていた時のような、話しかけるような調子で、会話や小話風の話を交えながら、軽妙に書いている。しかし、酒が好きなんだな、この人も。あまり飲めない私も、ここで紹介されている酒場には行きたくなった。
Posted by
3/16:なかなかのグダグダっぷりですね。なぎら氏のゆるい生活と飲みっぷりがなんとも和やかな気分になる。酒というより酒場の雰囲気や親父とのコミュニケーションに主眼がおかれているからだろうか。ビリー・ザ・キッドの牛の骨の話は特におもしろかった。牛の脳みそを期せず頭からかぶるとは.....
3/16:なかなかのグダグダっぷりですね。なぎら氏のゆるい生活と飲みっぷりがなんとも和やかな気分になる。酒というより酒場の雰囲気や親父とのコミュニケーションに主眼がおかれているからだろうか。ビリー・ザ・キッドの牛の骨の話は特におもしろかった。牛の脳みそを期せず頭からかぶるとは...そりゃおどろくよね。 ここに載っている店に行こうというより、こういう飲み方したいとか、こういう店を探したいと思わせる一冊でした。 ----------------------------- 3/15:なぎら健壱というところでひっかかった。
Posted by
- 1
- 2