時のかなたの恋人 の商品レビュー

ジュード・デヴロー(著者),幾野宏(訳者)

結婚を望んでいた男に…

[文庫ＯＦＦ]

結婚を望んでいた男にあっさり棄てられて泣いていた現代女性ダグレスの前に突然、無実の罪で処刑されようとしている16世紀イングランドの若い伯爵ニコラスが現れます。ニコラスの運命を変えるため、彼を裏切って罪をきせた人物の調査にのりだした２人は、やがて愛し合うようになりますが―。本当に素晴らしいお話です。夢中になって、ページをめくる手が止まりませんでした。600ページという長さですが、読み終わったときには、あぁ終わってしまった という喪失感を覚えるくらい。とにかく主人公たちが魅力的に描かれています。ニコラスの、「

現代と１６世紀、どち…

[文庫ＯＦＦ]

現代と１６世紀、どちらの生活も分かりやすく面白く描いてあって、入っていきやすいです。ちょっとした旅行（時間旅行）気分を味わえます。主人公ダグラスは駄目な男にばかり引っかかる女で、それを自覚している。それでもどん底に落ち込まずユーモラスで強いのです。笑えるし泣けるし、こんなにハマった小説は初めて。最後は確かに切ないけど、現実的に見ればある意味正しい、素敵なハッピーエンドだと思います。この作家さんのこの作品を超える小説が読んでみたい！

読み終わったとき、思…

[文庫ＯＦＦ]

読み終わったとき、思わず泣いてしまいました。ハッピーエンドでないのにハッピーエンドに近づけようとするような。タイムトラベルと恋愛小説の好きな方にはお勧めの一品です。

16世紀イギリスに生…

[文庫ＯＦＦ]

16世紀イギリスに生きた青年貴族ニコラスと、美人だが男運が悪い現代女性ダグラスの、四百年の時を超えての恋のドタバタが繰り広げられる、大変面白い小説です。エリザベス時代の人々の生活ぶりも興味深いです。

藤本ひとみの「愛して…

[文庫ＯＦＦ]

藤本ひとみの「愛してローマ夜想曲」を彷彿させるストーリー。愛は時間の壁なんて軽く越えられるのだと。とにかく最後までドキドキさせられる展開に本の厚みを感じさせません。

2023/08/10

タイムスリープもの。処刑前の中世のヒーローが現代のヒロインのところにきて、歴史を学びながら誰の陰謀で処刑になったのかを探す。その後両思いになり体を重ねると彼はいなくなるも、歴史は変わらず処刑されていた。今度はヒロインが中世に行き処刑の四年前のヒーローの元へ行って陰謀の詳細を伝え、また肌を重ねてヒロイン戻る。ヒーローの魂を持った男に出会い終わり。ヒロインの性格や言動に一貫性がなく、矛盾があったり、物事の詳細が少なくなんでこうなったの？ってところや、不明瞭なところが多くて最後がどうなるのかは見ようと読んだけど大分苦痛だったし、最後もなんだかなって感じだったので再読もない。

2021/01/29

ちょっと長めだったけど、面白くてペースを落とさず最後まで読んだ。時代背景について調べながら読むのも楽しかった。

2016/07/24

貸してもらった一冊なんだけど、あっという間に読んでしまって止まらなくて寝不足！でも繰り返し読んですでに６回目。ダグレスとニコラスが切ない、、、最後の数ページが特に…。これは買おう。原作も読みたいと思って探したけど、本屋さんでは置いていなかった…ネットで探してみよ。

2014/04/30

単純に楽しめる大好きなタイムトラベルもの。
ロマンチック要素が強いです。
映画のように情景が浮かびますね。

2013/02/13

ひっさしぶりに洋書(？)を読みました。
ので、最初はカタカナの名前にすごく戸惑ったんだけど、すぐに話の中に入っていけちゃいました。
恋人に捨てられた主人公の女の人ダグレスと、16世紀からタイムスリップしてきちゃったニコラスが、400年の時を超えて恋に落ちるお話。
お互いがお互いを思いやって、惹かれつつあるのに突き放しちゃう２人がすっごくすっごく切なくて、全体の4分の1くらいのところから泣きっぱなしでした。
大人の恋愛のようですごく子供っぽいところもあって、人を心から求めるときはなりふり構わず動いちゃうんだろうな―って思います。
ラブロマンスっていうよりラブコメディみたいな軽いやりとりもあって、結構長いページ数だけど２日くらいですぐに読み終わっちゃいました。
こういうお話って最後は２択のどっちかって感じだと思うけど、私の好きな終わり方で良かったな。
我が魂は汝が魂を見出すであろう
ありがとう、神様