新学期 の商品レビュー
高校の頃、気分を害すると、「僕は隣の駅から帰るよ。失礼する」と言って一人で帰ってしまう先輩が居た。ノートが売れる程、優秀で、弱みを見せない先輩だった。 主人公の魅力が途中までわからなかったが、素直なところが人を惹きつけるんだろう。
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叔父の家で育った加持史生(かじふみお)は17離れた兄の朋彦に引き取られ転校することに。 転校先で最初にあった掠(りょう)、いけ好かない密(たかし)との学校、慣れない兄との生活。 ギンノヨルでは兄に引き取られる弟の旅路だったけど、 新学期はひきとられた後の話。 結局、史生は朋彦...
叔父の家で育った加持史生(かじふみお)は17離れた兄の朋彦に引き取られ転校することに。 転校先で最初にあった掠(りょう)、いけ好かない密(たかし)との学校、慣れない兄との生活。 ギンノヨルでは兄に引き取られる弟の旅路だったけど、 新学期はひきとられた後の話。 結局、史生は朋彦の息子っぽいけどはっきりしないまま。
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- ネタバレ
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どうやら古い時代(?)の話だったようだ。 初版は1995年だったか。 結局主人公は17歳年の離れた弟ではなく、息子だった? よくわからないままだったけど、意外と読みやすかった。
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久々に耽美な頃の長野まゆみ作品読みたいなと思って選んだんですが新学期は割とおとなしめでしたね。 昔は坂の多い門前町、ボウタイの制服、息の抜きかたを心得た私学の生徒たち…といった雰囲気が好きでしたが史生にはあまり共感もできず、周囲も面倒な奴ばっかりだなと思っていました。今読むと少年...
久々に耽美な頃の長野まゆみ作品読みたいなと思って選んだんですが新学期は割とおとなしめでしたね。 昔は坂の多い門前町、ボウタイの制服、息の抜きかたを心得た私学の生徒たち…といった雰囲気が好きでしたが史生にはあまり共感もできず、周囲も面倒な奴ばっかりだなと思っていました。今読むと少年三人が互いに羨望しあっているのとか兄との距離の変化にニヤニヤしてしまいます。 卵の揚げたのと柿小豆がたべたい。
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'95当時の読書メモより。 長野さんにしては万人にわかりやすく現実的。椋の動物の死に対する言葉がいい。
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長野まゆみ作品には、互いの距離を測りかねている、特殊な親と子の話が多いなーと思った。 あと、煮え切らない態度の登場人物たちに、もやもやされることもあり……。
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再読。兄との不器用な交流、友人との別れ。「天然理科少年」のような「鳩の栖」のひとつのような。でも希望を持たせた終わり方のこっちの方がホッとします。それにしてもすごい境遇なのに、主人公、健気だなぁ…。そして食べ物が美味しそうで、いつも通りお腹すいてしまいました。卵料理が…。
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歳の離れた兄と暮らすため転校してきた少年の日常のお話。ラストまで読み終えたときの爽快さは、ぜひ味わって欲しい作品。
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ぱりっとした白いシャツの襟がとても綺麗な、そんな少年たちの物語。清潔で、凛としていて、夏の夜に冷たい炭酸水を飲んだ時のような気分になれる。史生も椋も密もお兄ちゃんも、みんな美しくて、背筋が伸びる。憧れる。澄んだ気持ちを取り戻せる物語です。
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何故か主人公の少年は意地っ張りのようなヘタレのような感じの子が多い長野まゆみさんの作品。笑 でもそんな主人公たちが大好きです。 君たち女の子か?!と思うようなじれったい友情。 友達に嫉妬する時期ってあるなぁーと学生時代を思い出しました。 最後のあのやりとりがすごく好きです。
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