昨日 の商品レビュー

アゴタ・クリストフ(著者),堀茂樹(訳者)

2009/10/04

悪童日記３部作が面白かったので購入。全体に漂う、重く彩度の低そうな雰囲気は相変わらずで、ダウナーな人間には心地よいです。

2009/10/04

「悪童日記」の三部作とは別の話。共通する雰囲気はあるが、こちらはやや観念的な部分もある。シンプルなまでに出来事の事実を羅列しているこれまでの作品とはちょっと趣きが違う。しかもテーマは「不可能な恋愛」。文中、「物事は時間の中にあるのではなく、私の中にある」。「私の中では、今日も昨日も明日もなく、すべてが現在である」。…というような下りがあって、そこがすごく好きだ。 (2000 Mar)

2009/10/04

昨日は、すべてがもっと美しかった
木々の間に音楽
ぼくの髪に風
そして、きみが伸ばした手には
太陽

＊序の詩がすばらしい。リーヌだけを待つぼく。そして
ある日、ついにリーヌは現れた・・・。この本を愛して
いる。