失踪症候群 の商品レビュー

貫井徳郎(著者)

2023/08/24

比較的気楽に読める爽快感強目のチームもの警察小説…と言っていいと思うが、相次ぐ失踪者の謎に対する答えは中々大胆で意外性がありミステリ的にも面白い。
チームにはまだ掘り下げられないキャラがいるが、次巻以降出番があるだろうと期待。
ただデビュー作のインパクトに比べるとかなり小さくまとまった印象は拭えない。

2022/09/15

面白かったの一言に尽きます。

人が殺められるシーンの描写は眉をひそめるレベルですし、
本作のテーマとなる殺人の動機は重く切なく、
現行の法制度を今一度考える必要性を否応なしに感じさせられるので、面白いという表現は適切ではないのは重々承知していますが、こういった重みを与えてくれるミステリーが私は好きです。

2017年9冊目。

2017/05/13

WOWOWでドラマ化すると聞いて読んで見た。これまで何作かこの作者の小説を読んだが、他の小説とは切り口の変わった推理小説家だと思ったが、本作も出だしから変わっていて初めは何を捜索しているのかも見当がつかない、徐々に全体像は分かってくるのだが、他の推理小説のように痛快さはない。まあこれが本来の警察だろうなあという店の畳み方だが、警察にこんな外部機関があるという嘘も忘れさせてしまう自然さがある、このシリーズはあと２つあるようなので、引続き読んでみることにする。

2017/04/17

『〜症候群』シリーズ第１弾。シリーズがドラマ化されたので再読してみた。
警視庁の環が指揮する３人の民間人が、警察では扱いにくい事件を秘密裏に捜査する。
今回は、若者の失踪事件のいくつかに共通点があることから事件の背景を探ることに…
警察の影の特殊チームという設定だが、捜査は地道で荒唐無稽な派手さはない。第１弾だからか、チームのキャラはあまり立ってなくあっさりめ。
失踪事件の真相は今となってはそれほど驚きはないが、捜査側、犯人側など次々と視点が変わるのでテンポよく読みやすかった。

2011/08/07

シリーズ1作目('◇')ゞ
なんか淡々と進みあっさり終わったかな〜。
読みやすかった☆
ラストがイマイチ。
環はかっこいいなぁ。
次に期待( ・∀・)つ

2011/07/01

「真梨子が緊急入院したのよ、自殺未遂かもしれないって……」 原田は呼んでも一向に応えない娘に強く語りかけた。何でこんなことを……。

「警察にとって民間人は犯罪者予備軍だ」って感じの言葉が、すごく頭に残っている。

2009/10/04

症候群3部作の1作目。1作目だけに人物紹介的な話であるが一気に作品に引き込む力があって面白い。続きが早く読みたくなるぐらいよい。