猫は山をも動かす の商品レビュー

リリアン・J.ブラウン(著者),羽田詩津子(訳者)

莫大な遺産を受け継い…

[文庫ＯＦＦ]

莫大な遺産を受け継いだクィラランが今後の事をじっくり考える為に猫達と共に静かな山荘を借りたが、その所有者が一年前に殺された事実を知り・・・結局静かには過ごせないココとクィラランの第11弾。

2014/05/30

「シャム猫ココシリーズ」十三作目（邦訳としては第十一弾）。またサブキャラが死んだよ！　まあ釣り合いを取るかのようにいつにもましてクィラランが酷い目に遭うのだけども。ミステリ部分はよく分からないままに解決してしまった上にこれもまたいつものように事件の核心以外の部分は放り投げられているので消化不良感が半端ない。

2011/07/02

シャム猫ココシリーズ。
文庫の表紙の絵は、猫のいろいろな姿勢を書いています。色使い、猫の姿の捉え方など、それだけでも購入する価値があると思いました。

主人公クィラランは母の知り合いの金持ちから遺産相続を受けた人間です。猫との間友達のような、猫に使われているような関係が面白い。
猫と主人公が特別の能力を少しづつ持っているようだ。

猫が神秘的な行動を起こすのはなぜだろう。

悲惨な話、怖い話も、猫の行動とともに、
非日常的な世界へといざなう。

リリアンブラウンの世界。

2009/10/04

シャム猫ココシリーズ。おばさんが亡くなって、５年間ピカックスに住んだら、正式に莫大な遺産を受け取ることが出来ることになっていたクィル。無事に５年間が過ぎ、正式に遺産を相続することになって、今後のことを考えるためにかなり離れた山の上にある屋敷に２ヶ月間滞在することになった。そこもやっぱりいわくつきの場所で、元の持ち主が殺されていたのだった。今回は開発と自然保護の話も絡んで、冤罪というテーマも絡んで、色々考えさせられました。クィルはいつも運が良いねえ。【２００６年９月９日読了】

2009/10/07

ついに、クィラランが莫大な遺産を受け取る日が来た。今後のことを考えるため、彼は猫たちを連れて静かな山荘を訪れた。が、着いて早々、その山荘の所有者で、町の権力者が一年前に殺された事実が判明した。