1,800円以上の注文で送料無料

福音書をよむ旅 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/06/14

読もうと思った理由 キリスト教が世界中で圧倒的な信者を獲得して信仰される理由を少しでも知りたいと思ったから 気づき ・「旧約聖書」というのはもともとはユダヤ教の聖典で  す。キリスト教の聖典は本来は「新約聖書」です。ユ  ダヤ教の聖典である「旧約聖書」にはイエス誕生以前  のこ...

読もうと思った理由 キリスト教が世界中で圧倒的な信者を獲得して信仰される理由を少しでも知りたいと思ったから 気づき ・「旧約聖書」というのはもともとはユダヤ教の聖典で  す。キリスト教の聖典は本来は「新約聖書」です。ユ  ダヤ教の聖典である「旧約聖書」にはイエス誕生以前  のことが書かれている。そのイエスをキリストと信じ  るキリスト教徒がユダヤ教の聖典である「旧約聖書」  をなぜ自分たちの聖書と一つにして読んでいるのかと  いえば、それは「新約聖書」を理解するためにはどう  しても「旧約聖書」をある程度知っておく必要がある  からである ・四つの福音書の中でいちばん古く編集されたのが「マ  ルコによる福音書」であると言われている。それは  「マルコによる福音書」の内容の90パーセント近く  がだいたい、「マタイによる福音書」あるいは「ルカ  による福音書」の中に収録されているからである ・悔い改めの原語はメタノイアといいますが、これは何  か悪いことをしてしまったことを後悔するとか、ある  いは自分の行いを反省するというような意味合いでは  なく、むしろ回心という意味です。すなわち、心を神  様の方へぐっと向き直すということです。心のありか  たをとにかく神様を第一義のものとして生きることに  決めるという姿勢が悔い改めということです ・神様というのはわたしたちが自分の欲に引きずられた  り、あるいは名誉を捨てきれなかったりして、人生の  袋小路の中で迷い苦しんでしまったときでも、それは  自業自得なのだということを決しておっしゃる方では  なく、どこまでも迷った羊を探しにいく羊飼いのよう  に、わたしたちを捜してくださり、いつも求めていて  くださる方なのだ ・「レビ記」の掟 ・「山上の説教」 ・「復活」 ・ふつう、わたしたちの人生の主人公はわたしたち自身  だと思っていますが、しかし、実は神様であってしか  もその神様はわたしたちひとりひとりをかけがえのな  いものとして、自分の腕に抱くおさな子のように大切  にしていてくださるのだ。この先生イエスさまの祈り  はこういうことがわかったときに、おのずからでてく  る祈りなのではないかと思う ・日本ではよく、祈りなどというものは女や子供や弱者  のするもので、真に勇気ある自律的人間のするもので  はない。などということが言われますが、これはとん  でもないまちがいで、祈りは大きな生命の場の中の自  分、本当の自分を、この大きな生命の場の中に凝視す  ることですから、むしろ勇気のいる、価値の高い行為  であるといわなければならない 紙など記録するものがない、もしくはあまりにも高価でなかなか使えない時代から口づてに伝えられてきた理由がなんとなくわかったような気がしました。一般に思われている「悔い改め」「祈り」について理解が足りないとも思いました。読んでよかったです。

Posted byブクログ

2014/02/26

福音書を井上洋治の視点で意味づけながら読み解いている。イエスのアガペーの愛;悲愛の姿勢は心打たれる。それが母が子をあいする無条件の愛というと現代の母にそれができるかは別問題に思える。

Posted byブクログ