テロリストのパラソル の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しがないバーテンの島村は、 新宿中央公園で大爆発に遭遇する。 運よく生き延びた彼のもとに 昔の彼女:優子の娘を名乗る塔子が訪ねてきて、 先の爆発で彼女が死んだことを知らせる。 あの事件はなぜ引き起こされたのか。 なぜ彼女はあの場所にいたのか。 島村は事件の真相を突き止めようとするが…。 江戸川乱歩賞ということで期待して読んだのですが どうなのかな。 島村と浅井の関係者がリンクしすぎることに 違和感を覚えながら読んでました。 そして登場人物にもあまり魅力を感じられなかったなー。 島村といい浅井といい、キレキレすぎてついていけないわw 置いてけぼり感満載でした(私が頭悪いからです) 振り返ってみれば すごい話でした。 犯人の深い深い憎しみたるや。 それにしても優子はなぜ塔子を産んだのかしら。
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第41回江戸川乱歩賞受賞作。 とても面白い作品。登場人物の設定がいい。秋の夜長にミステリーはいい。
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乱歩賞第41回。直木賞。素晴らしくよくできた作品。1人1人の登場人物に好感がもてる。主人公がアル中て斬新よね。そして浅井が格好良すぎる。惚れてまうやろー。 予想外のラストに「なるほどなー」ってただただ脱帽。よく考えたら伏線あったねて感じ。すごいなー。もう少し後日談的なもの欲しかっ...
乱歩賞第41回。直木賞。素晴らしくよくできた作品。1人1人の登場人物に好感がもてる。主人公がアル中て斬新よね。そして浅井が格好良すぎる。惚れてまうやろー。 予想外のラストに「なるほどなー」ってただただ脱帽。よく考えたら伏線あったねて感じ。すごいなー。もう少し後日談的なもの欲しかったなー。ええ話やなー。
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読書きっかけとなった428や魔笛と同じく、爆弾テロから始まるストーリー。どうも僕はこの始まり方が好きみたい。小説は、話に入り込むまで苦痛を伴うのだけど、最初から面白かったしとても読みやすかった。後半の伏線回収が急激に来るところで少々混乱気味になるけど、まあ、半分理解できないまま読...
読書きっかけとなった428や魔笛と同じく、爆弾テロから始まるストーリー。どうも僕はこの始まり方が好きみたい。小説は、話に入り込むまで苦痛を伴うのだけど、最初から面白かったしとても読みやすかった。後半の伏線回収が急激に来るところで少々混乱気味になるけど、まあ、半分理解できないまま読んでも面白かったということでw 主人公のおっちゃんは格好いい。
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アルカイダのオサマ・ビン・ダディンが、ついに米軍に捕捉され、銃器をもたぬ「銃撃戦」の末に射殺されたという。それがあったがためではないが、藤原伊織の『テロリストのパラソル』が読みたくなり、手に取った。どれくらい前だったか、読んで滅茶、面白かった記憶があるのだが、さて、どんな筋であっ...
アルカイダのオサマ・ビン・ダディンが、ついに米軍に捕捉され、銃器をもたぬ「銃撃戦」の末に射殺されたという。それがあったがためではないが、藤原伊織の『テロリストのパラソル』が読みたくなり、手に取った。どれくらい前だったか、読んで滅茶、面白かった記憶があるのだが、さて、どんな筋であったか、すっかり忘れていた。再読、やはり面白かった。 小説の「帯」には、こんな風な紹介――。ある土曜の朝、アル中のバーテン・島村は、新宿の公園で一日の最初のウイスキーを口にしていた。その時、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。死傷者五十人以上。島村は現場から逃げ出すが、指紋の付いたウイスキー瓶を残してしまう。テロの犠牲者の中には、二十二年も音信不通の大学時代の友人が含まれていた。島村は容疑者として追われながらも、事件の真相に迫ろうとする―。小説史上に燦然と輝く、唯一の乱歩賞&直木賞ダブル受賞作。 改めて読んでみると、主人公・島村が過ごした青春時代は、69年の安田講堂闘争の時期の駒場。そして島村は友人たちと、闘争から抜け、大学もやめている。容疑者として追われている71年の爆弾事件があるのだが、これも実際には公安事件とされてはいるが、本当は政治闘争でもない、偶然の捲き込まれ事故でしかなかったのが、いかにも藤原伊織らしいところなのだろう。 初版が1995年9月。新宿駅西口の路上生活者の生態の描写と、そこにオウムを思わせる宗教関係者を書き込んでいるのも、面白い。初めの公園での事件が発生する直前に島村が少女と交わす会話、事件が発生直後に島村の周辺に登場する警察官の過去をもつ新興ヤクザの浅井、事件の被害者に含まれていた大学時代からの友人で、一時期は同居もしていた女性の娘……。登場人物の輪郭もクッキリしてリズムがある。 藤原作品は、これ以外も一通り読んで、面白かったのだが、ほとんど忘れてしまった。もう一度、読んでみることにするか。どうも真新しい最近の本を開くより、かつて読んだ本を、もう一度開いてみたくなるような年齢になっているようだ。
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まさに王道、ハードボイルドの正統である。 渾身の大作ということなのか、ちょっと趣向を凝らし過ぎ、物事の因果が時に見え辛く複雑に絡まり合っているような嫌いがあり、魅力を損なうことなくもう少しシンプルな物語にすることはできるのでは、と感じたが、読み応えは充分。 今更ながらに早世が惜し...
まさに王道、ハードボイルドの正統である。 渾身の大作ということなのか、ちょっと趣向を凝らし過ぎ、物事の因果が時に見え辛く複雑に絡まり合っているような嫌いがあり、魅力を損なうことなくもう少しシンプルな物語にすることはできるのでは、と感じたが、読み応えは充分。 今更ながらに早世が惜しまれる、サラリーマン作家の巨星だ。
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とてもどきどきさせられ、面白かった! 最初に事件が起き、伏線を丁寧に回収されるので混乱することなく読めました。丁寧だけど複雑なのでそんな簡単にわからないし、何よりもわかった時の衝撃にわくわくさせられました。それにただ謎を解くだけではなくて周りの心情も丁寧に書かれるので、考えさせら...
とてもどきどきさせられ、面白かった! 最初に事件が起き、伏線を丁寧に回収されるので混乱することなく読めました。丁寧だけど複雑なのでそんな簡単にわからないし、何よりもわかった時の衝撃にわくわくさせられました。それにただ謎を解くだけではなくて周りの心情も丁寧に書かれるので、考えさせられるところもありました。 私は学生闘争を経験してないので桑原と菊地の考えすべてを理解し受け入れることは出来ないけど、あの時代を生きた人たちの切なさや悲しさ、そして情熱が読めた気がします。
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久しぶりに一気に読めた本。引き込まれました。 主人公の頼りないけど気になる感じがいい。やくざの浅井のキャラがかっこいい。塔子の潔さがまた好感が持てて‥ キャラクターが魅力的で読みやすかったです。
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