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テロリストのパラソル の商品レビュー

3.9

47件のお客様レビュー

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2016/12/24

江戸川乱歩賞・直木賞とダブル受賞作品とのことだったので期待値は高かったのだが、それ抜きにしても非常に良かった。20年以上前の作品だったがとても読みやすくページを捲る手は止まらなかった。伏線の回収もきれいだったし、なにより主人公が格好いい!アル中でも格好いい!!主人公だけでなく、登...

江戸川乱歩賞・直木賞とダブル受賞作品とのことだったので期待値は高かったのだが、それ抜きにしても非常に良かった。20年以上前の作品だったがとても読みやすくページを捲る手は止まらなかった。伏線の回収もきれいだったし、なにより主人公が格好いい!アル中でも格好いい!!主人公だけでなく、登場人物が皆、丁寧に描かれているという印象を受けた。結末はなんとも切ない感じだったのだが、またその切なさが読後の余韻を際立たせ満足感を倍増させる。なんとも不思議な作品だった。

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2015/09/27

新刊発売当初読んで強烈な印象を受け また読みたくなり再度読んで 最初と同じ感動を受けた 次はいつ読めるだろう楽しみです。

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2014/12/31

2014.12.23読了。数年前に中古でタイトル買いして、積読していた作品にやっと手をつけてみた。新宿の中央公園で起きた爆破テロに巻き込まれた、昔学生運動?に参加していた男、島村。現場付近での目撃情報(実際いた)、被害者の一人に当時の同志でもある恋人?や友人がいたこと、自身の前科...

2014.12.23読了。数年前に中古でタイトル買いして、積読していた作品にやっと手をつけてみた。新宿の中央公園で起きた爆破テロに巻き込まれた、昔学生運動?に参加していた男、島村。現場付近での目撃情報(実際いた)、被害者の一人に当時の同志でもある恋人?や友人がいたこと、自身の前科により容疑者として手配されるが、勿論覚えがない。協力者を得ながら謎を解明していく話。好きなタイプの話ではないけれど、静かに、面白かったとは思う。これぞハードボイルド、らしい。

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2014/08/27

大きな「出来事」を題材に展開する内容だったけど、最初から最後まで恐ろしく静かだった。静謐といってもいいくらい。 出来事も、激烈な感情を持つ登場人物もすべて静かに描かれているせいか、人物の表情や体臭や食べ物や硝煙の匂いがくっきり頭に浮かぶ。

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2013/05/22

この作品は、第41回江戸川乱歩賞受賞作です。  元インテリでアル中になるまで堕落した中年男にの身に、大事件が勃発し見過ごせない意味不明な禍が降りかかり、どんよりした雰囲気のまま物語は進行していきます。  何の手掛かりのないまま過去同様の事件を侵した犯人を、どうやって捜すというのか...

この作品は、第41回江戸川乱歩賞受賞作です。  元インテリでアル中になるまで堕落した中年男にの身に、大事件が勃発し見過ごせない意味不明な禍が降りかかり、どんよりした雰囲気のまま物語は進行していきます。  何の手掛かりのないまま過去同様の事件を侵した犯人を、どうやって捜すというのか・・・手に汗握る展開が待ち構えていた。そしてとんでもない犯人に行き当たり、それは巨大な悪の枢密組織だった。   この小説を、ハードボイルドというのでしょうか! 充実した読後感を体験しました。

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2013/04/08

・ハタチ前位の頃に読んだのを再読。当時はやたら気取っててなんにも面白くないって感想だったけど、15年以上経って読んだら面白かったわ。ハードボイルドでカッコいい小説だった。

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2013/03/28

ワンシーン、ワンシーンが映画を見ているようでした。 が。 なんというか、収まるように収めた。 美形だから何でも許してくれってカンジだったかなぁ。 予想範囲内でしかなく、主人公も、女も男も、共感はしかねるという。

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2012/12/07

広告代理店に勤めてた作者が、 渾身の思いをかけて書いた作品。 内容、文章、構成とも素晴らしいです。 おすすめの作品ですね。

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2012/08/27

伏線が張り巡らされ絡み合ってるけど、うまくまとまってる。 しいて難点をあげれば、まとまり過ぎててうまく行き過ぎてる点ですかね。

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2012/06/20

典型的なサスペンスですが、読者が、 推理しながら読み進められて、推理が 正しいがどうか途中で答え合わせをして 推理を修正して正解まで辿り着ける様な 感覚がある小説です。

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