残像に口紅を の商品レビュー
たとえば「パ」が消え…
たとえば「パ」が消えたらパンが世界から消えて、ジャムを見た登場人物が「これはいったいなんに使うんだろう」と思ったり……実験的な名作です。
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筒井文学の傑作。次第…
筒井文学の傑作。次第に文字そのものに感情移入してゆき、ひとつひとつ欠けてゆくたびに切なくなってくる様は感動のひと言だ。ラストもこれしかないだろう。
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言語実験作品。世界か…
言語実験作品。世界から次々に言語が消滅していく。言語というものに過剰依存する現代社会の危うさ、大切なものを失う悲しさを超絶技巧で描き出す名著。ラストの勢いは仰天。
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「あ」が使えなくなっ…
「あ」が使えなくなったら…どんどんと言葉が制限されていくという実験的作品。「言葉狩り」に対するメッセージとも取れる作品です。
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主人公は作家。そして…
主人公は作家。そしてその友人の評論家と消えていく文字のルールを設定し、作品内からどんどん言葉が消えていく。最初は「あ」。消えた言葉を別の言葉で表しているのだが、それが何だったかを考えるのもおもしろい。
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言語実験的小説、あるいは、実験そのもの。 こうも文字がなくなっても支障なく進められるのかと驚いた。日本語の互換性(語感とかけている)は他のどの言語をも凌ぐ。 内容はメタ的、面白いかと言われればそうとは言えない。
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TikTokでだいぶ前に見た本で、衝動買いしていたものの、難しくてすぐに読むのをやめてしまっていた本でした。 この度手元に読む本がなく、久しぶりにこの本を本棚から見つけたため再チャレンジしてみることにしました。やはり、内容はわかりやすいところもあれば、言葉遣いがかなり難しいところ...
TikTokでだいぶ前に見た本で、衝動買いしていたものの、難しくてすぐに読むのをやめてしまっていた本でした。 この度手元に読む本がなく、久しぶりにこの本を本棚から見つけたため再チャレンジしてみることにしました。やはり、内容はわかりやすいところもあれば、言葉遣いがかなり難しいところもあり、読み終わるのに時間がかかりました。 この世から文字が消えていくという中で、主人公ができる限りの言葉を使い、物語を進めていきますが、とても斬新でした。作者の語彙力が凄まじく、私には理解できない言葉が本当にたくさんあり、正直疲れました。しかし、新たなジャンルに出会えたので、これもいい機会だと思い読み切ることができました。
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世界から、文字が段々と無くなっていくという斬新な設定。この喪失感はなんだろう。実験的な小説ですが、エンターテーメントとしても上質な作品。
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私の知識不足のせいか、分からない単語が出てくるたびに調べるのが少し面倒でした。ただ、新しい言葉に出会える喜びもありました。 物語としては、特別に心を動かされる場面がなく、可もなく不可もなくといった印象です。
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本の中で文字が1つずつ消えていくという斬新な面白い発想の本で楽しみに読み始めた。 勝手に物語の中で文字が消えていくのかと思っていたが、お話がなかったので個人的には残念だった。
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