かくて昭和史は甦る の商品レビュー
序章において、刊行当時のの日本における自虐史観、亡国史観が蔓延る状況について叙述する。 第一章から三章までで、ペリー来航以降の西洋列強による不平等条約締結と言った外圧から、真の独立国としての地位を得るために驀進する大日本帝国の昭和戦前期について叙述する。主に日清、日露、太平洋戦争...
序章において、刊行当時のの日本における自虐史観、亡国史観が蔓延る状況について叙述する。 第一章から三章までで、ペリー来航以降の西洋列強による不平等条約締結と言った外圧から、真の独立国としての地位を得るために驀進する大日本帝国の昭和戦前期について叙述する。主に日清、日露、太平洋戦争等の戦争史。→戦争の世界史的意義を説くものであり、いわゆる戦争をして戦争を語らしむ戦史本ではないので留意されたし。 第四章にて、自虐史観に終止符をうつ。 →満州国建国、シナ事変、南京大虐殺、太平洋戦争における外交戦略(インテリジェンスの敗北) 終章にて東亜の侵略を続ける白人に対して立ち上がった日本人の気概をとき、現在の日本人も気概をもって生きることを提唱する。 日本において昭和戦前期の歴史とは直面する外交、政治等の諸問題について考えるうえでの必須の時事問題的知識であるとした上で若者に語るようにしてできたのが本書であると言う成り立ちが面白いと思った。 著者は西洋列強の外圧に耐え、常に気概をもって戦い続けた日本の歴史を説くことで、再び日本に気概を取り戻そうとしたのである。 日本は現在明確に米国の属国的立場に甘じており、また世界中の植民地である。なぜなら自国軍を有さないからである。何故自国軍を有さないかと言うと、拳法9条二項が存在するからである。なぜ改憲出来ないかと言うと日本人には主に高齢者層に多くの憲法改正アレルギーと日本侵略戦争アレルギーをもつものがいるからである。なぜそんなものがあるかと言うと、占領政策において日本人に自虐的史観を植え付けるものがあったからである。だから我々はこの、日本が気概をもって独立国としての立場を得て、守り続け、世界史に誇るべき人種差別の歴史を叩き壊した昭和戦前期の歴史を知り、血肉化しなければならない。体を動かし、脳みそを動かし、自分の脳みそで考え、明日の日本の動力源としなければならない。
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