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カント入門 の商品レビュー

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61件のお客様レビュー

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 理性批判者、カント…

 理性批判者、カント。 そのカントの批判書3つを軸に、その背景から丁寧に分かりやすく説明している入門書。

文庫OFF

カントの入門書です。…

カントの入門書です。原典を読まれる前に読んでおくといいと思います。

文庫OFF

2025/12/12

本書刊行まで新書スタイルのカント書はなかったようで、そもそも新書になじまない哲学者であるとのこと。にもかかわらず、挑戦した著者には敬意を払いたいところだが、「入門」というわりにはそれなりに難解であり、やはりカントを「わかりやすく」語ることも難しさを再認識させられる。

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2025/09/08

読むのにずいぶん長くかかってしまった。あるていど勢いをつけて一気に読まないと、忘れて意味がわからなくなってしまう。 とりあえず読み終えたけど、カントは時々復習しないと。

Posted byブクログ

2025/08/21

哲学史の本を一通り読み終え、考え方が比較的単純な経験論と合理論はすぐに学ぶ必要はないと思い、歴史的にはこれらの直後に位置するカント哲学を始めるべくこの本に手を出した。 本書はカントの三批判書である『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』について短くまとめたものであり、カン...

哲学史の本を一通り読み終え、考え方が比較的単純な経験論と合理論はすぐに学ぶ必要はないと思い、歴史的にはこれらの直後に位置するカント哲学を始めるべくこの本に手を出した。 本書はカントの三批判書である『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』について短くまとめたものであり、カント以外の哲学用語や知識も適宜与えてくれる良書である。 例えば ・理性批判の先駆としてのベーコンの「イードラ」(先入観) ・アンチノミー、テーゼ、アンチテーゼといった用語 ・分析的と総合的の意味の違い ・アプリオリとアポステリオリの違い の説明など。 アンチノミーにおける理性を「二枚舌の人」を例にして説明していたり、ヒュームによる因果律に対する懐疑など歴史的な記述もあり、わかりやすい。カント哲学に取り組むなら一冊目はまずこの本で良いと思う。

Posted byブクログ

2025/08/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

ウィトゲンシュタイン以外の哲学も勉強していかなきゃなー、ってことでまずはカントから。 いや、他にも手は出しているんだけど、自分の思想的に近いところからまずは…。 入門、と名された本書で確かにわかりやすいとは思うんだけど、『純粋理性批判』の部分しか十分に理解できたと言えないかも。 カントの言う「純粋理性」とは、つまり私達は世界の何を正しく知れているのか?という問い。そもそも知覚などの感覚から得ている情報しか知り得ない以上、私達が外界の情報を何も歪めず知ること(認識すること)は出来ない。 これを難しく言うと「物自体」なんてワードが出てくるわけだな。時間や空間を前提に私達は物を認識できないのに、「物自体」はそれを超えた場所にあるかも知れない。「神」も同じように、仮の答えを出すことはできるかも知れないけれど、それはあくまで私達にとっての答え。計算式に使う前提が歪んでいるのに、どうしてそれが正しい答えと言えるのか? こう考えるとウィトゲンシュタインの「世界の限界」は出発点は違えど、形式は似ている気がするね。 うん、まぁ2,3割くらいしか理解できなかったのでまた再挑戦だな。

Posted byブクログ

2025/06/10

『純粋理性批判』を理解するために読んだ。特にアプリオリに関するカントの発見の箇所が印象的だった。 以下、自分の理解用のメモ。 カント以前はアプリオリ(生得的) or アポステリオリ(経験的)であり、アポステリが生得的、つまり人間に自然に備わっているものという前提があった。 ...

『純粋理性批判』を理解するために読んだ。特にアプリオリに関するカントの発見の箇所が印象的だった。 以下、自分の理解用のメモ。 カント以前はアプリオリ(生得的) or アポステリオリ(経験的)であり、アポステリが生得的、つまり人間に自然に備わっているものという前提があった。 しかしカントは、アプリオリのことを、生得的でもなく、経験的でもない「根源的に獲得する」という別の意味を見出した。 根源的獲得とは、一切の先なる所有者および、先なる根源を前提としない概念である。ということは、その判断の客観的妥当性をどのように担保すべきか?という難問が生じる。 もし生得的であるならば、全能な神がその客観性を担保できる。また、経験に依るのであれば、経験世界(客観)からの判断であり、客観性の担保はできる。 このように、アプリオリを生得的ではなく、根源的な獲得としたことが、問題を難しくしたとのこと。 これから原典を理解するのが楽しみになってきた。

Posted byブクログ

2024/07/15

カントはそもそも難しいということがわかった。入門といえど、難しい。著者が伝えようとしてくれていることがわかるが、自身がわかったのかわかってないのか、分からない箇所もあった。強いて言えば、読んでいる中で私の関心があるのは『判断力批判』だと気づいたのだが、『判断力批判』およびカントの...

カントはそもそも難しいということがわかった。入門といえど、難しい。著者が伝えようとしてくれていることがわかるが、自身がわかったのかわかってないのか、分からない箇所もあった。強いて言えば、読んでいる中で私の関心があるのは『判断力批判』だと気づいたのだが、『判断力批判』およびカントの触れた美学論についてはこの本ではあまり深く追われていなかったのが惜しかった。

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2024/03/15

入門書ではあるが、私には難解だった。平易に記述しようという気持ちは感じられる。しかし用語に馴染みがなかったり、特有の意味が与えられていたり(例えば「自由」や「目的」)しているため、内容がなかなか頭に入ってこない。それだけカントを平易に語るのが難しいということなのだろう。

Posted byブクログ

2023/10/12

「アンチノミー論」を軸とした解説。 「太陽は東から上り、西に沈む」というテーゼと、「太陽は東以外の方位から昇り、その反対の方位に沈む」というアンチテーゼは、どちらも「太陽は地球の周りを回る」という誤った認識を前提としているゆえに、どちらも「偽」である。 これとパラレルな理屈で...

「アンチノミー論」を軸とした解説。 「太陽は東から上り、西に沈む」というテーゼと、「太陽は東以外の方位から昇り、その反対の方位に沈む」というアンチテーゼは、どちらも「太陽は地球の周りを回る」という誤った認識を前提としているゆえに、どちらも「偽」である。 これとパラレルな理屈で、第一アンチノミーの 「世界は空間・時間的に始まりを有する(有限である)」というテーゼと、「世界は空間・時間的に無限である」というアンチテーゼは、「空間・時間は世界自体に固有の量である」という誤った認識を前提としているゆえに、どちらも「偽」である。 と証明される。すなわち、空間・時間は主観の性質であって、世界自体に属する性質ではないことが間接的に証明される。 「金星は明けの明星である」というテーゼと、「金星は宵の明星である」というアンチテーゼは、「朝方見られる金星は明けの明星であり、夕方見られる金星は宵の明星である」というように、妥当範囲を限定すればどちらも真である。 これとパラレルな理屈で、第三アンチノミーの 「自由による因果性もある」というテーゼと、「すべてが自然法則によって起こる」というアンチテーゼは、一見矛盾するように見えるが、妥当する範囲を限定すればどちらも「真」となりうる。 人間は英知界(空間・時間から解放された物自体界)と感性界(空間・時間の制約のもとにある現象界)の両方にまたがって存在している。人間は、感性界に属する存在者としては、時間系列の中で「先なる原因」によって制約されている(自由ではない)が、英知界に属する存在者としては、時間の支配を免れており(それゆえに「先なる原因」などはない)、感性界の外から感性界に影響を及ぼすこともできる(自由である)。「自然法則」は現象界において妥当し、「自由による因果」は英知界において妥当するのであり、第三アンチノミーはどちらも「真」である。 と証明される。 カント哲学の理路がとてもわかりやすく書かれている。最初に読むカント入門として最適だと思う。

Posted byブクログ