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イギリスはおいしい の商品レビュー

3.9

84件のお客様レビュー

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2019/05/21

冒頭、”イギリスの食事はまずい”と世界的に定評となっている説に対して、著者なりの考察が語られているくだりがおもしろい。その上で、イギリスならではの味わいや風習、人々との交流などがウイットに富んだ語り口で描かれ、かの国への興味がいや増した。

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2018/11/24
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イギリスのまずいとおいしいを痛烈に書いた本。 イギリス人が何を大切にしているかという価値観もわかる。

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2018/09/11
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1995年出版。私も学生時代、確か1990年にロンドンへ行ったんだが、狂牛病疑惑で帰国後長らく献血できなかった。やっと解禁になったら、今度はお年頃で比重が足りないとな…あれ、何の話だったっけ?2018年に読んでもあんまり時の流れを感じさせない国だなあと。東京じゃあ、こうはいかない。

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2018/09/02

先日の天声人語に、この本で取り上げられている、赤色の蕗に似た「ルバーブ」が取り上げられていた。 「イギリスはおいしい」を読んでいなかったら、特に興味も持たなかったであろう。時代も変わり、日本でルバーブが受け入れられる様になったのだろうか…ちなみに私はまだこのルバーブというものを...

先日の天声人語に、この本で取り上げられている、赤色の蕗に似た「ルバーブ」が取り上げられていた。 「イギリスはおいしい」を読んでいなかったら、特に興味も持たなかったであろう。時代も変わり、日本でルバーブが受け入れられる様になったのだろうか…ちなみに私はまだこのルバーブというものを口にした事がない…

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2018/02/08

久しぶりにリンボウ先生。 日本語のリズムがとても良い。 古き良き時代のイギリスにリンボウ先生の居住まいはぴったりね。

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2018/02/02

イギリスの食文化について、個人的な感想をたっぷり含めて紹介している面白い本。 野菜を煮すぎるお話やパブの文化、アフタヌーンティーのお話も好き。発行からしばらく経っていて、今はまた変化しているだろうけどイギリスの食文化を知りたいならうってつけだと思う。

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2020/06/25
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アメリカ人の妻、日本人の家と並び「地獄」と評されるイギリスの料理。本書の冒頭から、「まずいイギリス料理」が次々と紹介される。またその描写がおもしろい。しかし最後は、「イギリスの食卓には、私たちの国ではもうとうの昔に失われてしまった、なにか美しい『あじわい』が残っている」と締めくくる。 その「あじわい」の本質は、「雰囲気」と「コミュニケーション」。オックスフォードやケンブリッジ大学の伝統、ハイティーブル・ディナーにしても然り、パブにしても然り、勿論アフタヌーンティにしても然り。イギリスでは、各人が飲み物を手にして、あるいは食事をしながらくつろいで話をする「コミュニケーション」に主眼があるのだ。つまり、料理は、味そのものを追求するものというよりは、ディナーやお茶会や呑み会の席に皆で集まって会話を楽しむためのツールと言えそうだ。だから、旧知の友も初めて招かれた客も心地よく過ごせるように、すごく気を配る。それが、おいしさ」に繋がっているということだろう。 そして、イギリス人にとっての家庭料理は、家族揃った食卓の、静かな、落ち着いた雰囲気の中でくつろいで談話を交わすという、そのことに実は一番大きな目的がある。料理そのものが主役ではないのである。 一見、イギリス料理を揶揄しているかのようなタイトルではあるが、実は多くの日本人が忘れかけていた「大切なこと」に気付かされるのである(少なくとも、テレビを見ながらの夕食は止めなければならない…)。 最後に印象に残った点をもう一つ。「パンは、その素材感、その機能、その食生活上に位置といったことまでも、ことごとく在来の日本の食習慣の構造的影響下にねじ曲げられ、変質して、今では世界中の他に類のない独特な存在となりおおせている」。ここで想起するのは芥川龍之介の『神々の微笑』。日本人が持つ、外来文化を「創り変える力」を、料理においても改めて実感するのである。

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2017/04/13

軽妙な語り口でイギリスの料理について述べたエッセイです。イギリス人の大らかな性格が感じられてとても面白かったです。

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2017/03/14

イギリスの食について、いかに美味しくないか、面白おかしく書かれていながらも、著者のイギリスへの愛が伝わってくる。時々、"そうそう"などと思って、クスっとしながら、あっという間に読了。

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2016/10/24
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イギリス料理及び文化についての随筆集。結局、英国料理そのものは大抵が不味いようだ。塩加減が滅茶苦茶なのと、茹で過ぎるためだ。タイトルを「おいしい」としたのは、食事の際に交わすウィットに富んだ会話や雰囲気を含めてのことであろう。美味しかった料理は丁寧にもレシピを載せているので、料理を嗜んでいる方には良い発見があるかもしれない。然程ではない私は、主食と副食を分ける文化が無いことや雑過ぎて衝撃的な弁当(と言えるのか?)やら手作り披露宴の話を楽しんだ。

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