どこまでも殺されて の商品レビュー

連城三紀彦(著者)

これまで既に七度も殺…

[文庫ＯＦＦ]

これまで既に七度も殺され、今、八度めに殺されようとしている”僕”とは一体誰なのか？一人の人間が何度も死ぬなんてありえないし、これはいったいどういうことなの？と、最初から頭の中は疑問符だらけでドキドキでした。巧妙な伏線と、どんでん返しの連続で、最後まで一気に読ませてくれました。桜の花がとても印象的な作品です。

「幾度も殺される男の…

[文庫ＯＦＦ]

「幾度も殺される男の手記」という設定はとんでもないのですが、タネは割合に早く分かってしまいます。しかし連城さんの持ち味の幻想的な美しさと物悲しい狂気のコラボは健在。ミステリというより幻想小説としてどうぞ。

7度殺され8度目に殺…

[文庫ＯＦＦ]

7度殺され8度目に殺されようとしている手記から始まるこの作品。文中からヒントが分りやすく匂い、呆気無い感が否めない。解決編も何処かこじつけっぽい気がしてしまう。

2023/09/17

どこまでも殺されていく
いつまでも殺されていくで始まる
この人は何度も殺されているようだ
なぜ？どういうこと？
そこからはほとんど一気読みの勢いで読んでしまいました
新学期が始まり先生にかかってきた電話や手紙で
助けを求めるのは誰なのか
生徒を巻き込みその誰かを探し出し・・・
展開も面白かったし、謎、結末を知った時に
そういうことかーと
とてもおもしろかったです

2021/12/16

7回殺された内容を詳細に書いた手記から始まるお話。
→ファンタジー的なやつじゃなくてきちんと解説あり。

どんでん返しい！てよりは変化球的な切り口で明かされる謎が新鮮。(20年以上前の話やけど）

2021/03/17

冒頭の延々続く殺される描写でオチる。
この後どう展開するのかと思ったら、見事な結末。
でも、スッキリしない。何故だろう？

2019/01/20

上手い！

ちょっと推理する女の子が頭良すぎる感はあるけれど、文中の｢僕は、こうやって⚫度も殺された｣･･･その意味(真相)が明かされていく流れが、とても上手かったと思います。

色々と感想を書きたいけど、全てネタバレに繋がっちゃうし、この作品は少しでもネタに気付くと非常につまらなくなると思うから(笑)書けません。 ～される。～した。(これ以上は書けない)面白かったです

2015/05/12

文章が綺麗で読みやすい！
なんだこれSFか？嫌な予感しかしない…って思っていたのにいい感じに着地して面白かった。読み返すと伏線が巧妙に張られててうわあああって感じ。
ここは日本なんだからこの描写おかしいじゃん！って気付いてからはもう！もう！！変わったミステリで楽しめました。

2014/07/27

「今までに7回殺されて、今度は8回目の死を迎えようとしている…」という突拍子もないオープニングで読者は混乱します。ファンタジーか妄想としか考えようのない設定ですが、きっちり合理的解決が成されています。
裏表紙の謳い文句通り驚愕の真相も用意されているので、なかなか優れたミステリーだと思います。

2013/04/08

久しぶりの推理小説。
連城さんは恋愛小説のイメージが強かったけれど、本格推理も良いですね♪

七度も殺され、今まさに八度目に殺されようとしている、という謎の手記。

意味が解らないまま、ページをめくる指が止まらず一気読み。

やはり、推理小説はどんでん返しがスッキリしますね。
謎が解けるのって快感!!