どこまでも殺されて の商品レビュー
僕はこれまでに七度殺され、そして今八度目に殺されようとしている…という奇怪な手記から始まる冒頭はとっても魅力的です。 「八度目に殺される僕を助けてくれ」と言われ調査を始めた高校教師と女子生徒が真相を看破した時に、この奇怪な手記ががらりと印象をかえるのがおもしろい。 なぜこの手...
僕はこれまでに七度殺され、そして今八度目に殺されようとしている…という奇怪な手記から始まる冒頭はとっても魅力的です。 「八度目に殺される僕を助けてくれ」と言われ調査を始めた高校教師と女子生徒が真相を看破した時に、この奇怪な手記ががらりと印象をかえるのがおもしろい。 なぜこの手記を書いたか、なぜこの様な内容になったのか、という真相に「僕」の心の闇の深さが感じられます。 何の理由もなく突然殺される内容も恐ろしいですが、真相が分かってからの方がもっと恐ろしい。 「助けてくれ」と言っている「僕」は誰か?の謎がどんどん複雑になっていき、あらゆる伏線が撒かれていて最後のサプライズに繋がっています。 調査する女子生徒が秘密主義でちょっと混乱しました。
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小学校の入学式以来七回も殺され、ついにまた八回目に殺されようとしている。 この不可解にして魅力的な謎がどのようにして解かれるのか、途中までどきどきしながら読んでいました。しかし、解明された真相には個人的には不満で、ちょっと肩すかしを喰らった感じです。ただ、そこで終わらず、最後に...
小学校の入学式以来七回も殺され、ついにまた八回目に殺されようとしている。 この不可解にして魅力的な謎がどのようにして解かれるのか、途中までどきどきしながら読んでいました。しかし、解明された真相には個人的には不満で、ちょっと肩すかしを喰らった感じです。ただ、そこで終わらず、最後に驚きはありました。
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謎解き部分まで読んで、「ああ、その発想はなかったわ!」と死角を突かれる気分。 価値観が逆転する感覚がなかなか気持ちいい。
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ミステリー長編。 主人公は高校教師。ある日男子生徒から「僕は殺されようとしている。」と助けを求めるメッセージを受け取る。数人の生徒とともに、このメッセージの主の特定と、犯罪の阻止に奔走する。 最後の最後のどんでん返しには脱帽。でも、それまでが、なぜだろう?あんまり入りこめなか...
ミステリー長編。 主人公は高校教師。ある日男子生徒から「僕は殺されようとしている。」と助けを求めるメッセージを受け取る。数人の生徒とともに、このメッセージの主の特定と、犯罪の阻止に奔走する。 最後の最後のどんでん返しには脱帽。でも、それまでが、なぜだろう?あんまり入りこめなかった。以前読んだ連城さんの作品がかなりおもしろかっただけに、余計に肩透かしをくらった感がぬぐえない。 でも、連城さんの周到な伏線と巧みな筆致には舌を巻きます。感服の至りです。
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今まで7回殺されて、今また殺されようとしている…。 そんな手記から始まる。 これから起こるかもしれない殺人をどうやって阻止するか。 狙われているのはいったい誰なのか。いろいろ面白いです。
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