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いっぱしの女 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/12/09

少し前の言葉で"飛んでいる女"の実態を事細かに描写したエッセイ集だが、男に阿ることなく生きる女性の姿がよく現れていると感じた.初版は1992年だが、今の時代にも当てはまる事象が多かった.ただ今はスマホに取り込まれている女性が多いので、そのあたりを踏まえたエッセ...

少し前の言葉で"飛んでいる女"の実態を事細かに描写したエッセイ集だが、男に阿ることなく生きる女性の姿がよく現れていると感じた.初版は1992年だが、今の時代にも当てはまる事象が多かった.ただ今はスマホに取り込まれている女性が多いので、そのあたりを踏まえたエッセイが読んでみたい.

Posted byブクログ

2020/06/23

氷室冴子さんの小説は海が聞こえるしか読んだことがないのですが… エッセイがとっても面白くて大好きです。 この本での氷室さんとそんなに変わらない年齢ですが、私なんて軽く生きてるなーって思っちゃうほど、色んな事への洞察力というか、思慮深い方です。 それと同時にシュールな笑いというか、...

氷室冴子さんの小説は海が聞こえるしか読んだことがないのですが… エッセイがとっても面白くて大好きです。 この本での氷室さんとそんなに変わらない年齢ですが、私なんて軽く生きてるなーって思っちゃうほど、色んな事への洞察力というか、思慮深い方です。 それと同時にシュールな笑いというか、たまに声出して笑っちゃうところもあって、本当に楽しい本でした。

Posted byブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1995年(底本1992年)刊行。初めて著者作品読了。個人的には、逆境や問題に対して、柳に風の如く受け流しつつ、自らの立ち位置を自然に確立していく女性が好み。自分が絶対できないから、というのがその理由だが、著者は本書を読む限り、どちらかと言えば、好みとは真逆の、自らの意見を声高に主張する不器用なタイプ。それ故か、途中辟易する箇所は多かった。ただ、日本書紀と古事記の差として、女すら大義・正義に生きることをあえて描こうとした前者と神々の力や人間を素直に描いた後者という風に言及した箇所は、おぉっ、と思わされた。 あるいは、小説や文学作品を「判った」といとも簡単に述べる心性(著者は女性を挙げる)と、友人・知人の性格や感情を「判った」と簡単に評する心性に共通項を見出し、その蒙昧さを鋭く突いた「いちばんとおい他人について」はなかなか興味をそそられた。

Posted byブクログ

2014/04/19

学生時代、氷室冴子が好きだったことを思い出して、図書館で借りてきた本。 「古事記」と「日本書記」について書かれていて、面白く読んだ。特に取り上げている部分(倭建命と沙本毘売の部分)が私も古事記で興味深くて印象に残っている部分だったので、同じようなことを考えていることが同じで嬉しか...

学生時代、氷室冴子が好きだったことを思い出して、図書館で借りてきた本。 「古事記」と「日本書記」について書かれていて、面白く読んだ。特に取り上げている部分(倭建命と沙本毘売の部分)が私も古事記で興味深くて印象に残っている部分だったので、同じようなことを考えていることが同じで嬉しかったな。 あこがれの人と同じようなことを考えていたことが嬉しいという、中学生並みのときめきを感じてしまった。 そして、現在よりもだいぶ独身30代女性に対する風当たりが強いことがエッセイの所々で感じられて、時代を感じずにはいられなかった。 久々に「さろならアルルカン」が読みたくなった。

Posted byブクログ

2009/10/04

お友達にずーーーっとお借りしていたので、今日返すのです。 この方、中高生相手のファンタジー書いてらっしゃる方と認識してたのですが、 なんちうか、気が強い強い!ほえぇぇーー!とな、びっくりしたです。読み易し。

Posted byブクログ

2009/10/04

氷室冴子のエッセイ集。小学生の頃はコバルト文庫で楽しませてもらったものだが、このエッセイには氷室冴子の本質とも言える部分が現れているように思う。自分の意見を持って、自分の足で、しっかり生きていく女性として、憧れる部分、共感できる部分が多々ある。

Posted byブクログ