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言語を生みだす本能(上) の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2024/08/19

ゆる言語ラジオで推薦されていた本。ゆる言語ラジオでもよくわからなかったX バーがすらすらわかる! 流石に95年の本なので自然言語処理の内容は古さは否めないが、それを除けば素晴らしい本です。 下巻が楽しみです。

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2020/06/17

言語のうち、書き言葉は文明だが、話し言葉は本能であり、カラスが空を飛べるように人間が本能的に持ち合わせた先天的な能力であって、どんな言語でも共通の心的言語を基盤にして成立していることを主張した書籍。

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2020/05/05

生得なルールによってひとが言葉を理解していることがよく分かる。心的プログラム「パーサー」の仕組みを様々な実験を通して解き明かす第7章が最も興味深かった。二義性のある文を聴いている際には一つの意味を選択して解釈を進めていくという。機械であればどちらの可能性も一時記憶として保持できる...

生得なルールによってひとが言葉を理解していることがよく分かる。心的プログラム「パーサー」の仕組みを様々な実験を通して解き明かす第7章が最も興味深かった。二義性のある文を聴いている際には一つの意味を選択して解釈を進めていくという。機械であればどちらの可能性も一時記憶として保持できるが、人間の場合はそれが苦痛になるため、可能性の高い意味を選ぶ必要があるらしい。二義性があることに脳は反応しながらも、文法だけでなく何らかの知識を使って判断をしているというのだから奇蹟のようだ。1995年出版ということもあり、今日のコンピュータ技術を前提とするとやや古いのではないかと思われる言及も少なからずあった。この辺りはピンカーの近著等でアップデートしたい。

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2019/08/04

和訳の素晴らしさも手伝って、言語学の凄さに楽しく触れられる本。 論文調ではなく、ユーモアや例えを持ち出しながらの演出。 上巻は、全体的に丁寧な文法の持論が、後半に音韻と書き言葉、そして談話分析の話題。幅広いものの、浅くない。知らなかった事や視点だらけ。下巻も一気に行けそう。

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2018/04/28

20年前には「できそうにない」と思われていたことが、「できるかも」になってきている。もちろん、「やっぱり、だめだ」も多いのだけど。

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2018/03/11

この著書で一気に高名となりました。 この当時ピンカー氏はまだジャーナリストとして見られてましたが。 紹介するにしても専門筋じゃないよ的な感じで。 肩書きなんて飾りですよ。 自称「脳科学者(そもそもコレ自体わからんちん)」 でも通る世の中です。実験一切やっとらんけど・・・ よその研...

この著書で一気に高名となりました。 この当時ピンカー氏はまだジャーナリストとして見られてましたが。 紹介するにしても専門筋じゃないよ的な感じで。 肩書きなんて飾りですよ。 自称「脳科学者(そもそもコレ自体わからんちん)」 でも通る世の中です。実験一切やっとらんけど・・・ よその研究成果を我が事の如く開陳するのはチョット・・ そリャあね、一般ピープルは専門雑誌読みませんて。

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2017/04/30

「言語が思考を制約する」と考えるのは、ある意味、20世紀の社会科学の大きなトレンドではないだろうか。ソシュールの言語学に始まる構造主義や記号論、文化相対主義を主導する文化人類学や解釈学など。こうした傾向は、実証主義的な傾向の強い英米系でも一定のポジションを得ており、哲学の分野では...

「言語が思考を制約する」と考えるのは、ある意味、20世紀の社会科学の大きなトレンドではないだろうか。ソシュールの言語学に始まる構造主義や記号論、文化相対主義を主導する文化人類学や解釈学など。こうした傾向は、実証主義的な傾向の強い英米系でも一定のポジションを得ており、哲学の分野では「言語が考えられる事の限界を示す」とするウィトゲンシュタインや言語哲学の一派や「言葉が現実を構築する」とする社会的構築主義など。社会現象面でも、PC(ポリティカリー・コレクト)もそうしたトレンドのなかにあって、言語決定論は、文化相対主義と連動しつつ、政治的には、民主主義や多元主義と連動するものともなっているのだ。 一方、この議論も、ちょっと行過ぎているのではないか、と思うところもあって、自然科学の全てを含めて全部相対化されてしまったり(自然科学も、たしかにクーンのパラダイム論でいうような人間の認識のパラダイムによる相対性はあるのだが)、自然的なものと思われる性差も結局社会的に構築されるジェンダーなのだ、というところまでいくと、?な気がする。 やっぱり、程度の差というものは、あるんじゃないの? という気分でいるところに、ちょっとした気分転換を図ってくれるさわやかな本であった。 言語は、人間の社会的構築ではなく、脳の本能によって生み出されるものである。また、言語の前に、言語化されない思考があり、言語によって思考が構築されるわけではない。ということを、言語学や心理学、進化論、脳生理学などなど、さまざまな角度から論証していく。 事例が、英語によっているところが多くて、ちょっとニュアンスが分からないところも多いが、内容はおおむね、そうだろーなー、と思えるものであった。 特に、移民の集まりが片言の文法化されない言葉でコミュニケーションをとっている状態から、第2世代の誕生とともに、クレオールとして、一挙に文法化され、言語的に洗練されたものになるというあたりは、とてもスリリングだったな。 でも、ピンカーが批判の対象としているほど、社会的構築主義の論者は、単純な言語決定論を主張しているのかなー、というのはやや疑問である。一部の極端な論者を例外とすれば、脳の構造が、一種の文法を持っており、この文法に基づいて(一見)多様な言語が生じてくる、という主張は、それほど違和感を持たないのではないだろうか? つまり、言語化されていない思考までも含めて、一種の言語、文法的なルールに基づいているというのが、「言語によって思考が決定されている」という意味じゃなかろうか。 また、言語化されるまえの思考が言語を通じて表現されると同時に、社会化された言語が思考に影響するという側面もあるんじゃないかな、と思う。 つまりは、「言語決定論」も「脳決定論」も同じ穴のムジナじゃなかろうか、という気がするな。 なにかによって一元的に「決定」されるというのはないんじゃないかな、と思うんだけど。。。。

Posted byブクログ

2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者はハーバード大学心理学研究室教授。そもそも言語が思考全体を規定するのではなく、言語が認識や認知の枠組み、アーキテクチャーを規定すると考えていたので、著者の、思考を生むのは言語ではないという批判は的外れではないか、という気がしながら読み進めた。また、言語獲得能力生得説も今更の感があって、目新しくはなかったかも、と思ったら、1995年刊行と少し前に刊行された書でしたね。

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2013/11/13

言語を客観的に分析することは難しと思うが,本書では「読みづらい文」や「同じくらい複雑な割に,読みやすい文」が挙げてある。これらの文章は確かに読みづらかったり,複雑な割に案外読めちゃったりして,読者としても言語の背景に普遍的なルールの存在を体感し自然に受け入れやすいように工夫して書...

言語を客観的に分析することは難しと思うが,本書では「読みづらい文」や「同じくらい複雑な割に,読みやすい文」が挙げてある。これらの文章は確かに読みづらかったり,複雑な割に案外読めちゃったりして,読者としても言語の背景に普遍的なルールの存在を体感し自然に受け入れやすいように工夫して書いてあって感心した。

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2012/09/24

これは面白い。思考は言語に規定されるという一般意味論は科学的根拠がないのだと一刀し、言語能力(特に文法)というのは人間が直立歩行するのと同じように、本能的に形成されたものだという主張をダーウィンの進化論やチョムスキーの生成文法と関連付けて展開する。英文法の構造の解説は流石に飛ばし...

これは面白い。思考は言語に規定されるという一般意味論は科学的根拠がないのだと一刀し、言語能力(特に文法)というのは人間が直立歩行するのと同じように、本能的に形成されたものだという主張をダーウィンの進化論やチョムスキーの生成文法と関連付けて展開する。英文法の構造の解説は流石に飛ばし飛ばしになりつつも、クレオール言語の形成や心的言語の解説箇所は本当に刺激的だし、「文法は、耳と口と脳を結びつける仲介者」なんて比喩もセンスが効いている。ちなみに、『虐殺器官』の中核をなす言語論の内容は、本書からほぼそのままの引用。

Posted byブクログ