手塚治虫はどこにいる の商品レビュー
漫画の神様としてこれからも語り継がれる手塚治虫という人はどういう人なのか、何を成したのか。今日に漫画やアニメが見れるのは、この人のお陰です
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夏目房之介さんのマンガに対するメスってのいうのはとても現実的であり、また的を得ており、とても優れていると思う。ましてや、この本は天下の手塚治虫に挑んだものであり、肩の荷は重かったであろうが、非常に頷くことのできるものであったし、そのおかげで手塚治虫を神様ではなく、より身近な人間と...
夏目房之介さんのマンガに対するメスってのいうのはとても現実的であり、また的を得ており、とても優れていると思う。ましてや、この本は天下の手塚治虫に挑んだものであり、肩の荷は重かったであろうが、非常に頷くことのできるものであったし、そのおかげで手塚治虫を神様ではなく、より身近な人間として感じることができた。 評論というのは本来こうあるべきだろうということが感じられる。触らなく神に祟りなしなんて言葉があるけれど、やっぱり人を神格化してしまった時点である種のイマジネーションの希薄さというものは生まれるように思える。
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手塚治虫とはどんな存在であったのか。そして手塚治虫が切り開いたもの、代わっていったのはなぜか、といったことを夏目さんの実際に感じたことなんかをもとに論じた評論集。多分俺らの世代からすれば劇画も手塚漫画も等しく「昔の漫画」なので、あまりこだわって読んだことなんかもちろんなかったんだ...
手塚治虫とはどんな存在であったのか。そして手塚治虫が切り開いたもの、代わっていったのはなぜか、といったことを夏目さんの実際に感じたことなんかをもとに論じた評論集。多分俺らの世代からすれば劇画も手塚漫画も等しく「昔の漫画」なので、あまりこだわって読んだことなんかもちろんなかったんだけど、これを読むといろいろと考えることが出てくる。いちいち感心しながら読み進めた。マンガ論ってのは奥が深いし、また手塚治虫という存在も広すぎる。
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