やさしさの精神病理 の商品レビュー
「豊かさの精神病理」を読んだ時も感じたんですが、本に出てくる人たち(患者)の考え方は極端なものが多いような気がしました。 この本では、それがあたかも現代の人たちの多くに当てはまる考え方であるように書かれているのですが、本当に多くの人たちに当てはまるのでしょうか? ただ個人的には「...
「豊かさの精神病理」を読んだ時も感じたんですが、本に出てくる人たち(患者)の考え方は極端なものが多いような気がしました。 この本では、それがあたかも現代の人たちの多くに当てはまる考え方であるように書かれているのですが、本当に多くの人たちに当てはまるのでしょうか? ただ個人的には「豊かさの精神病理」に比べると共感できる部分もあり、「やさしさ」についてあらためて考えさせられました。
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レポート作成用に読んだ本。精神科の医者である著者が、患者の相談を通して「やさしさ」について考える。レポート作成には重宝しました。いいこと書いている割には、結論がフラフラしていたので。 ただ一つ気になったのは、作者が患者の診察をしていたときの出来事を元に、この本を書いたということ。...
レポート作成用に読んだ本。精神科の医者である著者が、患者の相談を通して「やさしさ」について考える。レポート作成には重宝しました。いいこと書いている割には、結論がフラフラしていたので。 ただ一つ気になったのは、作者が患者の診察をしていたときの出来事を元に、この本を書いたということ。患者の診察をしながら、本のネタ集めをしていたのかと思うと、日本の医療もどうしたもんか・・・と思ってしまいますね。 それほど、患者とのコミュニケーション描写がリアルに描かれているんですがね・・・。もしも、作者がこれを否定するのならあとづけして書いたのかな。そんな風にも感じる本でしたね。まぁ、読んでみたらわかるんじゃないでしょうか。
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昔の「優しさ」と現代の「優しさ」って違うのね。当然のことながら「優しさ」にも種類があるんだわ。でも、相手がどの種類を望んでいるかによって、こちら側の提供すべくものも変わってくるから難しいよね。
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「やさしさ」のかたちが変わってきているというお話。 自分も”やさしい”人々だと思う。 自己防衛なんだろうなぁ。
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人の心にガツガツ入ってくアツイ人は減ったね。みんな自分のバリアを張ってる。でも、時代の問題というより日本人の問題だとも思うけどな。
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なるほど確かにって思わされる。私がこれに出てくる新しいやさしさを持つ人間の典型だなって思った。 でも答えがない感じがはっきりしなくて微妙だった
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1995年初版。旧来のやさしさとは違う「やさしさ」について書かれている。何度読んでもおもしろい本。この本で書かれた「やさしさ」は、出版から10年以上が経過して、今ではすっかり世の中に浸透していると思う。今回は「暖かい沈黙」という言葉を特におもしろく感じた。旧来のやさしさでは、言葉...
1995年初版。旧来のやさしさとは違う「やさしさ」について書かれている。何度読んでもおもしろい本。この本で書かれた「やさしさ」は、出版から10年以上が経過して、今ではすっかり世の中に浸透していると思う。今回は「暖かい沈黙」という言葉を特におもしろく感じた。旧来のやさしさでは、言葉は一体感を持つための重要な道具だったが、「やさしさ」にとっては言葉よりも「暖かい沈黙」が好まれる。ホットじゃなくて、ウォームな関係。
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1月? [内容]1章から5章までが具体的な症例の紹介で、6章がそれに対する筆者の分析という構成になっている。本書の対立項は、「やさしさ」と“やさしさ”の比較である。前者の「やさしさ」とは、旧来あったもの、すなわち、「ホット」なもの、「相手の気持ちを察し共感することで、お互いの関係...
1月? [内容]1章から5章までが具体的な症例の紹介で、6章がそれに対する筆者の分析という構成になっている。本書の対立項は、「やさしさ」と“やさしさ”の比較である。前者の「やさしさ」とは、旧来あったもの、すなわち、「ホット」なもの、「相手の気持ちを察し共感することで、お互いの関係を滑らかなものにする」ことである。一方で後者の新しい“やさしさ”は「ウォーム」なもので、「相手の気持ちに立ち入ることはタブー」で、「相手の気持をあたかも決めつけてしまうかのような」ものなのだという。また、そういう“やさしい”人々の特徴として、「いちおう」や「とりあえず」といった表現を多用し、自分の判断をあたかも仮りの見解であるかのようによそおう。これも「相手との距離をおくための無意識の工夫」といえるのという。そういう、彼らは「本当の自分」を見失ったように思え、「自分」に確信を持てないでいると、指摘している。 しかし、最後に「『本当の自分』なんてさがして見つかるものなのでしょうか?」とも疑問を提示している。 [感想] 本書を読み進める中で、自分にも思い当たる部分がいくつかあり、興味深く読み進めた。とくに印象に残った部分として「現在の『自分』が曖昧であればこそ、未来に自分を賭けることができないのです。・・・現実的な人は(未来のための過去づくり)に励みます。」という指摘であった。本書の中で筆者は、どちらのやさしさがいいということを明確には述べていない。しかし、大きな考えるきっかけにはなった。気がつけば、本当にやさしいものは巷に溢れかえっている。肌に「やさしい」、環境に「やさしい」、ペットに「やさしい」・・・。本書を読み、考えていくうちに、改めてやさしさってなんだろうって考えた。これは実生活を通して考えていかなきゃいけないんだろうな
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”やさしい関係”にひたすらこだわる現代の若者の心を描きます。席を譲らない”やさしさ”、好きでなくても結婚してあげる”やさしさ”、黙り込んで返事をしない”やさしさ”。そんな従来にない独特な意味のやさしさを自然なことと感じる若者の姿が描かれています。
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やさしさってなんだろう? そんな問いかけがテーマでもある本書では昔と今との”やさしさ”の違いに焦点を当て、精神科医の著者の体験談を交えながら読みやすく書かれています。
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