水晶のピラミッド の商品レビュー
古代エジプトとタイタニック号の乗客の話から始まるので、おなじみの主要登場人物が出てくるまでの道のりが長いです。 主役たる御手洗潔の登場まではさらに長いので、もう今回は出てこないんじゃないかと…… 著者は読者をやきもきさせるのがうまいですね。 ピラミッド内部の説明など、図がないと...
古代エジプトとタイタニック号の乗客の話から始まるので、おなじみの主要登場人物が出てくるまでの道のりが長いです。 主役たる御手洗潔の登場まではさらに長いので、もう今回は出てこないんじゃないかと…… 著者は読者をやきもきさせるのがうまいですね。 ピラミッド内部の説明など、図がないといまいちうまく想像できない個所もありましたが、全体を通して面白かったです。 ただタイタニックについては、もう少し後日談なども含めてもっと書いてほしかったかな。
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10月の13冊目。今年の185冊目。 うーん、前置きが長すぎた。もうちょっと手前の話を短くしてほしかったなーと思いました。あとは、もうちょっとピラミッドの構造が文章の説明だけじゃよくわかんないので、図をのせてほしかったですね。まぁ結局最後にはいろいろ理由付けがなされ、解決される...
10月の13冊目。今年の185冊目。 うーん、前置きが長すぎた。もうちょっと手前の話を短くしてほしかったなーと思いました。あとは、もうちょっとピラミッドの構造が文章の説明だけじゃよくわかんないので、図をのせてほしかったですね。まぁ結局最後にはいろいろ理由付けがなされ、解決されるのですが、タイタニック号に出てきたと思われるあいつは、じゃあなんだったのか、という疑問だけは残りましたね。
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※このレビューにはネタバレを含みます
映画の撮影を行っていたハリウッド女優の松崎レオナが、ある殺人事件に巻き込まれる。密室になっていた塔の七階で人が溺死していたのだ。事件のため撮影はFBIに中止させられることになり、犯人を見つけて撮影を再開させたいと助けを求めてきたレオナのために御手洗は事件を解決することになる。 まず、御手洗と石岡はエジプトに飛ぶ。事件が発生したピラミッドのレプリカを確認するために本物を見ることになったのだ。 次に、事件が発生したアメリカのピラミッドのレプリカに行き、内部構造を確認する。 そして、ピラミッドは空中都市に水を供給するためのポンプだという説をでっちあげ、FBIの目の前で実験を見せつける。その力で海水を汲み上げ溺死させたのだ。と。 だが、それは……。 最後の展開は、なるほどと思わせるところがあるが、本の半分、御手洗が登場するまでのエジプトの話とタイタニックの話はどう考えても無駄じゃなかろうか? その部分が詰まらない。わけではないが、ストーリーとの関係性を考えるとどうであったのだろうか? 島田ファンであれば、必要であると主張するかもしれないが……。 と、いろいろ書いたが、やはり本作品群を好きになれないのは、御手洗が好きになれない。これにつきると思う。感性的な部分であるのでどうしようもない。我儘で自分勝手で尊大な御手洗が中二病の権化のようにしか見えなくて、どうしてもムカつく認定をしてしまうのだ。 もしかして、探偵小説全てが好きになれないのかも。そんな風に思えてしまった読了後であった。
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御手洗潔がなかなか登場しないのが、これまた名探偵登場の期待値をあげまくる。そのハードルを軽やかにシニカルに飛んでいくんだな。松崎レオナは西之園萌絵の次に好きなヒロインだな。お嬢様好きなのか?
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久々に読んだ御手洗シリーズ。 久々に読んだのに御手洗が重度の鬱だった・・・ 事件が起こる前に 古代エジプトのお話しがあったり タイタニックのお話しがあったり。 どぅ関係が?? と思いながら読み進めれば 意外なトコロで繋がってきたり。 最後の最後までどんでん返しの 盛り込まれ...
久々に読んだ御手洗シリーズ。 久々に読んだのに御手洗が重度の鬱だった・・・ 事件が起こる前に 古代エジプトのお話しがあったり タイタニックのお話しがあったり。 どぅ関係が?? と思いながら読み進めれば 意外なトコロで繋がってきたり。 最後の最後までどんでん返しの 盛り込まれた作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
御手洗潔シリーズ エジプト島にクフ王のピラミッドをまねた水晶のピラミッドを作ったポール・アレクスン。オーストラリアで発見されたポールの自殺遺体。ポールの後を継ぎ会社を経営する双子の弟リチャード。映画の撮影のため水晶のピラミッドを訪れた松崎レオナ。撮影中にあらわれた怪物。アヌビスのような容姿。ピラミッドの頂上の部屋で遺体となって発見されたリチャード。密室の中クロールをするように死んでいたリチャード。死因は溺死。ピラミッドの天窓の足跡。失踪した美術監督スティーブ・ミラー。事件解決まで映画の撮影を禁止する警察。御手洗に助けを求めるレオナ。雨の中の懇願。エジプト、オーストラリアでの調査。御手洗のピラミッドでの実験。解決された事件。試写会場で頭痛を訴える御手洗。介護についた医師ティモシー・ディレイニーの正体。御手洗の語る真相とレオナとの約束。
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とてつもなく壮大な物語 古代から現在に時間を駆け巡るこの事件。 読みはじめにどう話が展開するの・・・ 御手洗や石岡はいったいいつでてくるの? やや進むとレオナも登場。 話が壮大なら登場人物もフルキャスト? 本の厚みも壮大だった
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御手洗潔シリーズ。 ストーリーの本筋にたどり着くまでが長いので、薀蓄的な部分が楽しめなければつらそうです。
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粗筋(アマゾンから引用) 5000年の時空を超えて蘇る冥府の使者(アヌビス)、空中密室の溺死体。「驕れる文明は復讐される」と御手洗が語る時、完全犯罪は開かれ、驚嘆と啓示が訪れる。舞台は古代エジプトからタイタニック号、アメリカの今を象徴するガラスのピラミッドへ。かつてない壮大なテ...
粗筋(アマゾンから引用) 5000年の時空を超えて蘇る冥府の使者(アヌビス)、空中密室の溺死体。「驕れる文明は復讐される」と御手洗が語る時、完全犯罪は開かれ、驚嘆と啓示が訪れる。舞台は古代エジプトからタイタニック号、アメリカの今を象徴するガラスのピラミッドへ。かつてない壮大なテーマと仕掛けが新・島田荘司伝説を開く。
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アメリカで作られたピラミッドのレプリカ。そのかたわらに建てられた塔の7階の密室でで溺死体が発見される。 読んだ瞬間に、密室を何らかの方法で水で満たしたに違いないと思い、さらにはピラミッドのレプリカが作られた理由が関わって来ると確信して読み進めた。 おまちかねの解答編。 思った...
アメリカで作られたピラミッドのレプリカ。そのかたわらに建てられた塔の7階の密室でで溺死体が発見される。 読んだ瞬間に、密室を何らかの方法で水で満たしたに違いないと思い、さらにはピラミッドのレプリカが作られた理由が関わって来ると確信して読み進めた。 おまちかねの解答編。 思ったとおりの展開。ピラミッドの存在理由は言い当てられなかったけど、基本の考えは当たっていた… けど、その方法で密室を水で満たせる?そんなにうまくいかないような。 ああ、そういうことね。 なるほど。 今回も作者の意図通りに騙されてしまった。
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